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中国から出現している新しい美人(改題) [美人論]

友人から、中国美人の格付けの依頼が来ました。

彦坂様
こういうのが最近送られてきて、
格付け的にはどうなんだろうか、と思いましたので、送ります。
中国系のサイトからの採集のようです。
○○○○



このブログでは、美人論を展開して来ています。

美人論としては井上章一氏の美人論 (朝日文芸文庫)がありますが、
おもしろくないです。

このブログでの美人論は、
常識的なことは、なるべく避ける努力をして来ています。
つまり、普通の美人コンテストのような形の外に出る努力を
しています。

男女差別をしないで、男も取り上げていますし、
普通は美人とは言わない《超次元》や《第41次元》の人を、
美人と呼んで、積極的に評価して来ているのです。

しかし今回は、中国美人は、すでに人選がされていて、
それは美人コンテストの様な、普通のものです。

目新しいのは、中国人であることです。

今回のこれだけを見て、
このブログの読者が、誤解をしないようにお願いをしておきたいと
思います。

10人が選ばれていますので、6人と4人の2回に分けて掲載します。

with the Most Beautiful Women 
August 31st, 2009   
Women’s beauty should not be intimidating, but beautiful women make men lose self-control. Beautiful women flaunting their intractable personality, is not passive beauty, but charm that can destroy men’s rationality. Often, when beautiful women formed into a group, they will intimidate men with great pressure. This article fromNetease tells us the top ten cities in China where you can find the most beautiful women.


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1 . Dalian | 
Bold but graceful 
Score: 95
Girls from northeast of China always have the reputation of being light skinned and tall. Dalian girls are undoubtedly the cream of the crop among girls in the northeast of China. Compare with women in southern China, Dalian girls might not be as gracefu l, but they are more bold and prideful; Compare with women in other northeast China and other inland cities, Dalian women added more elegance. For example actress Dong Jie () is a typical representative of the girls in Dalian.

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《想像界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《象徴界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《現実界》の眼で《3次元》のデザイン的美人

《想像界》の美人
気体美人
《気晴らし美人》
《ローアート的美人》

シニフィエ(記号内容)的美人。

普通によくいる《3次元・コミュニケーション領域》の美人です。

中国人は、固体=前近代の人が多かったのに、
気体=情報化社会の美人が登場して来ている所が、
新しいと言えます。
中国社会の現代化に即して、現代人が生まれて来ているのです。



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2. Chongqing | 
Warm like fire 
Score: 94
Maybe it’s be cause Chongqing is a city in the mountains, Chongqing girls are climbing the hills ever since they were young their long legs are therefore beautiful and sexy. Girls at Chongqing are full of personality, full of charm and warm hearted like fire. Recently red hot actresses Jiang Qinqin (蒋勤勤), Yu Na (于娜) and Singer Chen Lin (陈琳) are all products of Chongqing.

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《想像界》の眼で《2次元〜第21次元》の《真性の美人》
《象徴界》の眼で《2次元〜第21次元》の《真性の美人》
《現実界》の眼で《2次元〜第21次元》の《真性の美人》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な美人
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な美人
《シリアス美人》
《ハイアート的美人》

シニフィアン(記号表現)的美人。

《第2次元 技術領域》から《第21次元 愛欲領域》までの
総合的人格性をもっている《真性の美人》で、魅力的です。


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3. Chengdu | 成都
Pure as the eye solution 
Score: 93
Because of the moist and nutritious soil of Dujiangyan (都江堰), City of Chengdu appeared in this small plain, a gentle and rich, prosperous land. Chengdu girls are particularly good looking.
Chengdu girls have delicate and white skin and they do not seem to like the heavy make-up. Whether she is a working class, or a school girl, they are mostly light on the make-ups, but the natural beauty is tr uly amazing. Chengdu girls are like the city, vaguely reveals a faint, lazy, leisure scent. Their beauty is like a soft kitten.
Maybe the only drawback of Chengdu girls is that they are not very tall. But it can also be a good thing if you appreciate the petite style. Therefore, if you want to have a romantic story, it is best to find a girlfriend in Chengdu. No wonder that foreign men in Chengdu all have the same sigh “Married too early”. In picture: Actress Xie Na (谢娜

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《想像界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《象徴界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《現実界》の眼で《3次元》のデザイン的美人

《想像界》の美人
気体美人
《気晴らし美人》
《ローアート的美人》

シニフィエ(記号内容)的美人。

《3次元・コミュニケーション領域》の美人と言うのは、
いわゆる「かわいい」と言われる領域の美人です。
会田誠さんなんかが、好きな美人であると言えます。

《3次元・コミュニケーション領域》しかないという、
薄さがある人が多いように、思えます。


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4. Suzhou & Hangzhou | 苏杭
Pretty girl of humble birth 
Score: 92
Suzhou is the most girly city in China. Some say more than half of the beauties of southern China are in Suzhou. They all have admirable pretty hands. Needless to say, Suzhou girls are most suitable to be kind, considerate and desirable lovers. Suzhou and Hangzhou are known to produce beauties, is indeed well-deserved reputation.. In picture: Han Xue (韩雪)


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《想像界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《象徴界》の眼で《3次元》のデザイン的美人
《現実界》の眼で《3次元》のデザイン的美人

《想像界》の美人
気体美人
《気晴らし美人》
《ローアート的美人》

シニフィエ(記号内容)的美人。

このHan Xue (韩雪)も、典型的な《3次元・コミュニケーション領域》美人です。
日本も、中国も、この手の「かわいらしさ」に対する評価が高いのですね。

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5. Changsha | 长沙
Beauty of blandness 
Sc ore: 91
Changsha girls have both the body frame of northern China girl and the face of southern China girl. Famous actress Qu Ying () and host Li Xiang (李湘) are the representatives of Changsha. Qu Ying has been voted for “Changsha’s city flower” 
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《想像界》の眼で《2次元》のデザイン的美人
《象徴界》の眼で《2次元》のデザイン的美人
《現実界》の眼で《2次元》のデザイン的美人

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な美人
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な美人
《シリアス美人》
《ハイアート的美人》

シニフィアン(記号表現)的美人。

《第2次元 技術領域》の美人と言うのは、化粧品の宣伝などでも、
たくさん活躍している美人です。
この《第2次元》美人と、《第1次元 社会的理性領域》美人が、
普通の意味での美人であると言えます。

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6. Nanjing | 南京
Delicate, free and natural 
Score: 90
Being the ancient capital for six dynasties, Nanjing-born pretty girls naturally formed their Delicate and unconventional graceful beauty. Nanjing actress Mei Ting (梅婷) gives the feeling of gentle and quiet. she is always  simply dressed, with simple languages but le aves a very deep impression. 

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《想像界》の眼で《6次元》のデザイン的美人
《象徴界》の眼で《6次元》のデザイン的美人
《現実界》の眼で《6次元》のデザイン的美人

《想像界》美人
気体美人
《シリアス美人》
《ローアート的美人》

シニフィアン(記号表現)的美人。

《第6次元 自然領域》の美人というのは、
いわゆる「10人並みの美人」というものですが、
判断には、どこかでむずかしさがつきまといます。

《第1次元》や《第2次元》の美人と比較すれば落ちるのは
分かりますが、この《第6次元 》美人だけを見ていれば、
充分に美しいと感じて、《1流》美人のようにも思えてくるからです。

今回の6人の中には、《1流》美人はいませんでした。
《第1次元 社会的理性領域》の美人こそが、
常識的な意味での美人の基準なのですが、
この人数は、すくないのです。

美術作品でも、文学作品でも、そして料理でもそうですが、
《第1次元 社会的理性領域》が重要な基準であります。

この《第1次元 社会的理性領域》と、実は対峙している価値が、
《第6次元 自然領域》なのです。

《第6次元 自然領域》が先にあって、
これを抑制するところに、《第1次元 社会的理性領域》が出現
します。
ですので、《6流》美人というものと、《1流》美人の見分けが、
まず、最初の基本なのです。

《第6次元》というのは自然であり、
《第1次元》というのは、文明的なるものの基準です。

次回で、この《第1次元》美人が出現する事を期待したいのですが、
どうでありましょうか。




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行儀の悪い額縁展(加筆画像追加5) [アート論]

行儀の悪い額縁展.jpg

1

中国で生産されている既成のキッチュな額絵を、
リノベーション(改造)する現代アート展が、
「深川ラボ」で開催されています。

行儀の悪い額縁展

名曲喫茶にかかっていそうなキッチュな額絵。金を模した過剰な額、欲望と効率を追求した花の絵。
芸術の形式がコピーによって極限まで摩耗した姿がここにあります。
このキッチュさはどこか創作意欲をくすぐるところがあります。
これを素材として作家が手を加えることで、現在のアートとして蘇らせることを試みます。
アートのシェフとして、その腕前の競演をお楽しみ下さい。
(企画 深川ラボ主宰 白濱雅也)

11月13日(金曜日)〜11月29日(日曜日)

月火休日 祝日オープン
13:00〜20:00
13. Nov. Fri-29.Nov. Sun Closed on Mon, Tue, National Holiday Open


出品作家(予定)
彦坂尚嘉 牧井優 伊東なおあき 笠原出  ミヤタケイコ 
くわナよしゆき 白濱雅也 田嶋奈保子

協賛 (株)牧井ステンレス

東京都江東区三好3-9-6
http://mmfalabo.exblog.jp/
半蔵門線、大江戸線清澄白河下車
A3出口を出て左方向、最初の信号を左折、商店街をしばらく直進、デイリーヤマザキの先の派手なみせです。
問い合わせ fukagawalabo@gmail.com
070-5020-8361(しらはま) 03-3641-3477(いっぷく)


2

この試み自体は、実は重要な現代アートの問題をとらえた
企画と言えます。

つまりかつてのモダンアート/現代美術というのは、
グリンバーグの理論が示していたように、
キッチュを厳しく排除するところに成立して、
抽象表現主義まで展開したのでした。

それがポップアートからキッチュが入り込んでくるように
なるのですが、
1975年以降のポストモダンになると、
このキッチュの扱いを巡って、様々な葛藤が展開する
ことになります。


3

彦坂尚嘉の私見を、ひとつの結論として申しあげれば、
今日の芸術の課題は、【キッチュと純粋芸術の同時表示】を価値と
した時代となったと言えます。

そのような課題に、複数のアーティストが取り組むのは、
問題を明示する複数の回答として、
面白い試みであったのです。

それだけに制作はむずかしいと言えます。
理性脳での制作が、要求されるからです。
4

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伊東直昭‎作品

《想像界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》

《想像界》の表現
固体美術

《気晴らしアート》
《ローアート》

《反芸術》作品

キッチュ・アート
原始脳の作品
実体的な作品=エンターテイメント

シニフィアン(記号表現)の美術

まず、伊東直昭‎さんは、キッチュに対して、
よりキッチュな材料を使い、より過剰に作品を改作しています。
原始脳の制作による《反芸術》という過激さをもっています。
たいへん力作です。
その結果は、ご自分の作品の特徴であった《第41次元》性は消えて、
《第6次元 自然領域》になっています。
趣味があえば、力作だけにお買い得なコレクションになります。

《第6次元 自然領域》というのは、実に広大な領域ですので、
こうしたキッチュをも吸収してしまうのです。


同じパターンは、牧井まさるさんの作品にも言えて、
本来牧井氏の作品は《第1次元 社会的理性領域》なのですが、
額縁の過剰性もあってか、《第6次元 自然領域》の作品に退落しています。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

自分の作品を変化させなかったのは、
ミヤタケイコさんで、《第31次元 犯罪領域》をキープしています。
しかしキッチュな絵画を完全に消去してしまって、
自分の作品でおおい、額縁の使用だけに綯っているのは、
まあ、課題の回答としては、安易なものであると言わざるをえません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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白濱雅也作品
《想像界》の眼で《第8次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第8次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第8次元》の《真性の芸術》

《想像界》の表現
気体美術

《シリアス・アート》
《ハイアート》

《芸術》作品
純粋芸術作品

理性脳の作品
《非-実体性》のある作品=芸術

シニフィエ(記号内容)の美術


白濱雅也さんは、理性的な処理で、
ある種のコラージュ絵画をつくり《第8次元 信仰領域》を
キープして、ある意味で正統で凡庸な回答作品でありました。

純粋芸術作品になっています。
《シリアス・アート》《ハイアート》であることを含めて、
白濱雅也さんという作家の良さが出ています。

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田嶋奈保子作品
《想像界》の眼で《第41次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第41次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な美術

《シリアス・アート》
《ハイアート》

《反芸術》作品
純粋芸術とキッチュアートの同時表示作品

理性脳と原始脳の同時表示作品
《非-実体性》のある作品=芸術

シニフィエとシニフィアンの同時表示美術

田嶋奈保子さんの作品は、抑制が良く利いていて、
理性脳と原始脳の同時表示を成立させている事は、
高く評価できます。

伊東直昭‎さんや白濱雅也さんよりも若い世代のアーティストが
持っている、純粋芸術とキッチュアートの同時表示という傾向が、
うまく成立していて、新しさがあります。

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彦坂尚嘉作品
《想像界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な美術

《シリアス・アート》
《ハイアート》

《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》の同時表示作品
純粋芸術とキッチュアートの同時表示作品

理性脳と原始脳の同時表示作品
《非-実体性》のある作品=芸術

シニフィエとシニフィアンの同時表示美術

彦坂尚嘉は、意図的にですが《第1次元 社会的理性領域》の作品に
しています。

《第21次元 愛欲領域》のこの中国キッチュ絵画を、
どのように、正統な現代アートにしてしまうか?

そこでまず、《現実界》を《第1次元 社会的理性領域》にするために、
黄色く、縦に分割して彩色しています。

さらに《象徴界》を《第1次元 社会的理性領域》にするために、
左上部に黒い色面を作っています。

そして黄色い色面にドローイングを加える事で、
《想像界》を《第1次元 社会的理性領域》に抑制したのです。

作品写真を見ていただくと、
分かりますが、
額縁の扱いを含めて、他の作家との違いがあります。
額縁を伝統的な意味での額として機能を解体しています。

また、全体を転倒して、上下逆さまにしているのも彦坂尚嘉だけで、
ここでも他の作家との意識の違いがあります。

作品を《第41次元》にしないで、《第1次元 社会的理性領域》に
したのは、いろいろな問題があるにしても、
芸術の基本が《第1次元 社会的理性領域》にあると言う事が、
大きくあります。

この《第1次元 社会的理性領域》の持つ抑制性の力を、
今回は意図的に使った作品でありました。

その結果としてキッチュと純粋芸術の同時表示】をなしとげているのです。

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それと《第1次元 社会的理性領域》だけでつくると、
制作を、簡素化できるのです。
つまり【芸術的節約】の問題が、成立させられるのです。

芸術と工芸を分ける大きな要素として、
【芸術的節約】という性格があります。

芸術というのは、理性脳によって、
過剰な手間を省く事で、手芸や工芸と一線を画すのです。

この中国絵画工芸の《第21次元 愛欲領域》というのは、
同時に《第2次元 技術領域》の倒錯領域なので、
どうしても過剰な手間に満ちています。

この過剰性を、《第1次元 社会的理性領域》で抑制してみせる
ことが、【芸術的節約】を芸術の基本性格とするアーティストの
重要な方法となるのです。


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アートバイゼロックスと深澤直人 [日記]

昨日は、斉藤ちさとさんの撮影で、
六本木の高層ビルに登る。

その後、アートバイゼロックスの担当の泉沢さんの
定年退官を祝う昼食会に出ました。

さらに深澤直人の展覧会を21_21で見ます。

その後、金田圭史さんとお会いして、
インターネットとホームページのレクチャーの
個人教授を受けました。

帰ってから、「深川ラボ」の作品を2点、
半分徹夜で作ります。
作っては、乾く時間を寝てという、繰り返しで、
良い作品になりました。

ものはマキイマサルファインアーツの社長の牧井さんが
買って来た中国製のキッチュアートのリノベーションの仕事でした。

『アートの格付け』を使ってのコントロールが、
非常にうまくいって、満足しました。

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エンターテイメントについて [アート論]

彦坂さんの作家としての考えを要約してもらえないでしょうか。エンターテイメントは、(他で)間に合ってますから、真面目なBLOGを期待してます。
by TRAEKILI (2009-11-09 15:30)  


TRAEKILI様

ご質問ありがとうございます。

他人に分かるように書くという事自体が、ある種の詐術なのです。

分かるという事自体が、問題なのです。

ですので、たとえばラカンの執筆やレクチャーは難解を極めていて、専門家でも「わからない」と言っています。

私が「このブログは、エンターテイメントである」というのは、あくまでもブログの読者に分かる範囲で書いているからです。

ニーチェは大好きですが、ニーチェのように書けば、あなたは読めないかもしれません。

フッサールも私は大好きですが、この水準で書けば、このブログの読者のほぼ全員が読めないでしょう。

真面目な言語というのは、基本として、難解を極め、分からないものです。

私がここで試みているのは、あくまでも、日本人の普通の人々に分かる範囲で書くと言う努力をする事で成立しているので、それは知的なエンターテイメントの範囲だと考えているのです。

《真性の理論》というのは、カントを読めば分かりますが、極めて難解です。

このような高度な水準を理解してくれる読者が、私にはいない事は、私は経験的にでしかありませんが、知ってるのです。 

人間には、「知りたい」「分かりたい」という欲望があります。
この欲望の中で、このブログは書かれています。
だからエンターテイメントなのです。

それに対してニーチェやフッサール、カントなのでの《真性の理論》は、「知り得ない」「分かり得ない」という人生の深淵の上に築かれているのです。このことを、多くの読者は読みたく無いのです。

by ヒコ (2009-11-11 04:16)  

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《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な人格 [生きる方法]

山根秀太郎というハンドルネームの人物は、このブログのコメント欄から退場なさったので、これ以上の議論は終わりたいのですが、しかし、以下のようなコメントがあったので、誤解を解くために書いておきます。

山根さんの論点は正しいと思います。諦念を抱かれるのは、彦坂さんを含め想像界の人間(のコメント)が大多数だからだと思います。お気を落とさないでください。


by 浜 (2009-11-10 15:04)  

ヒコ

 

浜さん
コメントありがとうございます。
基本的な誤解があります。
私は《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格、さらにはサントームのある4層の人格を良しとする主張をしているのであって、《想像界》の人格の存在を否定していません。
それは今までのブログを読んでいただければ、書いてある事です。
山根さんも、浜さんも、この総合性の問題を誤解なさっています。
山根さんの論点そのものに、そうした矮小さがあるのです。 
by ヒコ (2009-11-11 03:13)  


 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

山根さんも浜さんも、《想像界》の人格を悪と考えられているのですが、それは基本的な誤解です。

まず、元々はラカンの考えた人間の人格は、《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつものなのです。たぶんラカンを読んでおられなくて、この基本の認識をを山根さんは欠いています。

彦坂尚嘉の理論は、このラカンの用語を借用して、《言語判定法》という方法の中で展開しているので、ラカンの使用とはずれる側面が発生します。

その辺が、山根さんの間違いを生み出しているので。

人間の人格は、基本としては《想像界》《象徴界》《現実界》の3界と、さらには晩年のラカン理論に登場する《サントーム》という環を持っているのです。彦坂尚嘉の理想としての人格も、このラカンの枠組みは全面的に肯定しているのであって、したがって彦坂尚嘉の人格の中にも、《想像界》の人格は存在しているのです。

ところが山根さんと浜さんは、そのことを否定的に考えて、さらにはそのことを持って、彦坂尚嘉の人格は《想像界》だけであると、単純化しているのです。

浜さんがいうように、山根さんの議論は詳細を究めていて、その限りでは論点は正しく見えるのですが、それは正しく見える限りの狭い範囲の論理なのです。

山根さんが、桑山名義で、最初に書いた長文の最後を思い出して下さい。

ただ、そうしている間にこの場はみるみる自己破産へ向かうでしょう。
何を言っても無駄です。

by 桑山 (2009-10-30 12:24)  

これが最初の文章の結末ですよ  !
詳細な理論展開をする理性的な人物が、最初に登場した文章でこのようにかくことは、私に対しても、このブログを読んでくれている人々にも、社会的な基本的な礼儀を欠いているのです。
その結果が、最後の山根名義での次の様な文章につながったのです。


自分のコメントを再度読み直しました。
私「山根秀太郎」も「桑山」もこのブログから去ります。名前を変えて再度出ることもしません。
というのも、どうやら、どうやっても私はここでは「悪霊」であり続けたようにです。私としては建設的な議論をして場を活性化させたいと思っていたのですが、結果的にはこうして多大なご迷惑をおかけしました。

このブログは、読み物として面白いものであると思います。
これからも頑張ってください。それでは。 
by 山根秀太郎 (2009-11-09 02:56)  

何故に山根秀太郎氏は、退場をなさったのか?
それは最初の「この場はみるみる自己破産へ向かうでしょう。何を言っても無駄です」という文章が、指し示しているものなのです。この予言が、自分自身に帰って来ているのです。私やコメントを書いている人を、最初から「何を言っても無駄です」と否定してしまえば、それは極めて失礼で、社会性を欠いた暴言なのです。こうした暴言を背景として、一見精緻に見える論理を展開しても、その論理の外縁は「何を言っても無駄です」ということ、さらには「この場はみるみる自己破産へ向かうでしょう」という呪いにおおわれていたのです。

桑山/山根秀太郎氏が、一生懸命に、何度も書いて下さった事には感謝しますが、かれが中学校時代から、このような詳細な論争を展開しながら、ある空しさに至るのは、理論的な整合性を生み出すことのできる狭い範囲での論争を得意としているからです。そしてその外縁には何を言っても無駄です」という、全面否定が、最初からまとわりついているのです。

戦争で言えば、局地戦を戦っておられるのです。
大局を欠いている。

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格と言う視点を欠いて、《想像界》という人格を理解して、その限りでの整合的な理論を組み立てているのです。

退場なさった方に、これ以上批判する事は、無駄な事だし、山根秀太郎というハンドルネームの方に失礼でしょう。かれが一生懸命に書てくれた事に対しては、感謝していますし、敬意を評したいと思います。

最後に私見を述べれば、複雑系の理論では、この現実世界を貫徹している基本は、冪乗則だけであって、それ以外は、実は予想不可能なのです。

ここでも理論をずらしていると言う批判を受けるかもしれませんが、局地的な整合性は、実は無意味なのです。彦坂尚嘉の理論的な特徴は、全人類の歴史とか、全色彩領域とか、そのような《全》という視野をもって考えるという方法です。

これに対しても中原佑介氏などから、厳しい批判をいただいていますが、しかし、ならば中原氏が、いかなる理論的な成果を上げたかと言えば、それも空しいものなのです。

あらゆる理論は、実は不完全であり、詐術です。

理論的整合性は、その枠組みの外縁を見なければ、無意味なのです。

彦坂尚嘉自身は、矛盾に満ち、錯綜し、欺瞞と誠実の交合物なのです。その事自体が方法である事は、このブログでも示しているつもりです。

局地的に、理論的整合性を築く方法そのものが、間違なのです。

なぜなら、その理論の外部が忘れられているから、一見したところの整合性に至っているからです。世界は理論では無いのです。だからこそ、理論が必要であるのです。この矛盾が分からないと、屁理屈になってしまうのです。


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第27回「ラカンと美術読書会」のご案内 [告知]


加藤 力と申します。

ご案内させていただきます

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

27回「ラカンと美術読書会」

           のご案内


日時11月25日(水)18時30分 〜 2時間程度

場所 立教大学(池袋) 6号館 6106研究室


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ラカンと美術読書会」とは下記の2人が共催する読書会です。


彦坂尚嘉(日本ラカン協会幹事、立教大学大学院特任教授、

日本建築学会会員、美術家)

武田友孝(元・東京スタデオ、インデペンデント・キュレーター)


ラカン『無意識の形成物〈上〉』と、

月代わりで選出される美術本の読書会です。


2007年8月より月一回のペースで開かれています。

ごくごく初歩的な読書会で何方でも参加できます。

どうぞお気軽にご参加下さい。


テキスト

     ◎ラカンは『無意識の形成物〈上〉』 (岩波書店)

     ●美術は藤枝晃雄著『ジャクソン・ポロック』(美術出版社) 


  参加費 無料(コピー代のみ実費で頂きたくお願いいたします)

     テキストは特に準備なさらなくても、こちらでコピーを用意いたします。


※ 研究会終了後、懇親会を予定しております。

 お時間に余裕のある方は、こちらの方にもご参加ください。

 なお、懇親会は、持ち寄りのパーティー形式で

行いたいと思いますので、

 希望者の方は、あらかじめアルコールとつまみを

 適当に用意して来て頂ければ幸いです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

立教大学への一番楽な道


池袋駅西口方面へ

西口の階段は登らずに、

地下商店街の通路を歩きC3出口から立教通りへ

駅から歩いて行くと、左手に立教大学の正面のツタの生えたたてものの

正門が見えます。

右手にも、立教大学の門があります。

それを通り過ぎて、最初の小さな道を右に曲がると、

左手に6号館の建物の門があります。

建物に入ると守衛の部屋があるので彦坂の所に行くと言って下さい。

研究室は6号館の6106です。


分からなければ、彦坂の携帯に電話して下さい。

090-1040-1445

研究室の電話

03-3985-6106


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

詳しい行き方は以下よりお願いします

立教大学のサイト

http://www.rikkyo.ac.jp/

一番上のバーに交通アクセスがあります。


ページ中程に池袋キャンバスへの道順が、あります。

http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html


キャンバスマップがあります。

http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/index.html

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

申込・問合せ先:加藤 力(美術家、臨床美術士)

           E-mail:riki-k@mc.point.ne.jp

           FAX:0467-48-5667





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日本ラカン協会公認読書会『エクリ』読書会第7回目 [告知]

日本ラカン協会公認読書会
『エクリ』読書会第7回目
 
 日本ラカン協会公認読書会『エクリ』読書会第7回目を
 以下の要領で開催いたします。ふるってご参加ください。
  【詳細な場所が確定しました】 
 
 
 第7回目 
 日程:2009年11月15日(日) 
 場所:専修大学神田校舎7号館784教室(8F)
 
 ※13時00分~14時30分 
 ポー「盗まれた手紙」原書読解 
 講師:河野 智子 (明治大学兼任講師) 
 「盗まれた手紙」Eテストについて、以下でも入手可能です。 
 
http://xroads.virginia.edu/~HYPER/POE/purloine.html 
 
 ※15時00分~18時00分 
 「『盗まれた手紙』についてのゼミネール」読解 
 講師: 若森 栄樹 (獨協大学教授・日本ラカン協会理事長)
 
  ※当日の読解開始箇所
  ポー「盗まれた手紙」
   "Full of these ideas,...
  「《盗まれた手紙》についてのゼミナール」
  Voyons ici...
  『エクリ』 1966年版 p.27. : ポケット版 p.27. ~
 
 会員参加費 無料 / 非会員 各回ごとに500円
 
 問い合わせ:日本ラカン協会事務局 
 〒 153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
 東京大学駒場キャンパス 18号館 805 原和之研究室
 E- mail:
sljsecretariat@netscape.net

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日本ラカン協会第9回大会 [告知]


 日本ラカン協会第9回大会

日時 : 2009年12月6日(日) 09:00~17:30 

場所 : 専修大学神田校舎7号館731教室(3F) 

(〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8) 


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実践女子短期大学キャンパス内第9回(かたち.ふれあい)展 [アート論]

アーティストの田嶋奈保子さんと
日野にある実践女子短期大学まで行って来ました。

IMG_6807-2.jpg

まず、凄い女性像があるのに驚きました。

《想像界》の眼で《第41次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第41次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第41次元》のデザイン的エンターテイメント

《想像界》の人形
絶対零度=原始の彫刻=人形

《シリアス・アート》《ローアート》

シニフィエ(記号内容)の美術
《原始立体》『彫刻ではなくて人形』【B級美術】
《非芸術》

IMG_5249-2.jpg

昔の理想の女性像は、良妻賢母であったのですが、
こういう理想は反転して、今日では悪妻愚母となっている状況を
反映した、《41流》の女性像です。

さて、ここで、第9回(かたち.ふれあい)展が開かれていて、
佐々木薫さんが出品されているので、それを見に行ったのです。

佐々木2.jpg

校庭の、はるか向こうの黄色い作品が、佐々木薫さんのものです。

 佐々木1.jpg

《想像界》の眼で《第21次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第21次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第21次元》の《真性の芸術》

《現実界》の作品
気体美術

《シリアス・アート》《ローアート》

シニフィエ(記号内容)の美術
【B級美術】
《無芸術》

佐々木薫さんは、先日のアートスタディーズで、
1980年代の女性アーティストとして取り上げた作家です。

1980年代の後半に、
《超1流》の《無芸術》を作っていた作家です。

《超1流》が、《第21次元》まで落ちて来ているのは、
残念ではありますが、
時代が去るという事の怖さであり、植生の変化のようなもので、
避け得ないものなのです。

これを乗り切るのには、
人工性が必要なのです。

実力のあるアーティストなので、
2010年代の仕事に期待したいと思います。





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