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搬入とオープン [日記]

一応、ギャラリーARTEの搬入と展示が、おおむね終わった。
主観的には、良い3人展になって、
良かったと思っている。

思ったよりも3人の表現は接点があって、似ている。

阿倍安人さんもいらっしゃって、
お話をした。

今日の夜は、ギャラリートークの予定。
大木さんは、名古屋で上映会があるので、
遅れてくるということなので、
最初は阿倍さんと私の2人でトークをしなければならないので、
事前にお話を伺って、
シンポジウムの準備というか、
予定を頭の中に組み立てた。

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人間関係の素描(校正1) [生きる方法]

人類の歴史も、長すぎて、複雑になってきている。

 そのために、今日起きている事柄も、

どのように整理していいのか、判らなくなるのです。

 特に人間関係は、難しくなっています。

以下に述べることは、その概略のデッサンです。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人間の歴史を、簡単に次のように整理します。

■自然採取の時代

 ここでは人間は小グループ(猿の群れからの類推では最大で120人くらい)で、定住はしないで移動し続けていました。この人間関係の基本、グループ外からの婚姻関係を含む血縁集団です。

 このグループの内部には、貨幣経済や流通システムは存在しませんでした。この原始共産制の人間関係が、人類のユートピアであって、その後の人間関係も含めて、常にこの貨幣経済を含まない直接的な人間関係への希求が、人間関係の欲望の原動力になります。

 この原始共産制の共同体が複数あって、この間で交易が発生します。それが沈黙交易です。つまり原始共同体の内部はコスモス(秩序)ですが、その外部であるカオスから、交易というビジネスが生まれ、やがて貨幣が生み出されます。このカオスから生まれた交易=ビジネスが、歴史が進むに従って、次第に共同体であるコスモスの内側に折り返されて、コスモスを切り裂いていく形で、共同体の構造を変質させていきます。

 現在の高度消費社会というのは、交易=ビジネスというカオスから生まれたカオスの変形物が、人間の諸関係が持つはずの原始共産主義的秩序をズタズタに切り裂いている状態です。

 今日、ボランティアやNPOなどの非営利的活動が要請されるのは、人間の社会の本来の秩序=コスモスを回復するには、交易=ビジネスの持つカオス性を排除した人間関係が重要だからです。

市場の持つカオス性は、抑制されないと、実は社会そのものが解体されてしまうほどのカオス原理で作動する機械なのです。このことを良く現した結果が新自由主義の暴走が生み出した現在の金融危機です。

■農業革命後の文明社会

 さて、話は長いのではしょっていきますが、人間が定住してエジプトに代表されるような文明社会を形成すると、それまでの原始共同体の血縁秩序に、さらに地縁秩序と、世界宗教によるモラル秩序=象徴界の秩序が、人間関係を形成することになります。

東アジア文化圏では、それは儒教秩序が代表するような恩や義理等々の封建意見秩序関係です。

■産業革命後の近代社会

産業革命が成立すると、人間社会は近代化されるのですが、近代は、その前の象徴界秩序での人間関係を解体する運動となります。

封建秩序を否定することで、近代個人主義を前提に、平等性や人権、自由、博愛などの理性的な価値による人間関係の再編が行われるのです。

■情報革命後の現在

はしょって書きますが、現在の情報革命は、これら近代の理性的人間関係と称せられていたもの、つまり大文字の人間そのものの死と解体の中で、再編が進んでいるのです。

 人間=近代ヒューマニズムが死んだのが現在の社会です。

 これが何に帰結するのかは、最終的な姿が見えませんが、かつての血縁、地縁、封建的諸関係、さらに学閥、会社関係等々では無い関係に、流出してきているのです。

この古い人間関係の解体を進めているのが情報リテラシーや、コンピューターリテラシーの作動なのです。この暴力的な破壊力は驚くべきものがあって、それが指し示しているのは、かならずしもグローバルな世界の形成ではなくて、あたらしいし小さな擬似的な共同体ともいうべき島の形成にむかっているのです。石鹸をとかした水にストローで空気を吹き込んだような泡の無数の閉じた球体世界の乱立と集合の世界。この新中世世界の形成に、世界構造は向かっているかのようなのです。

整理すれば、私たちの内側で作動する様々な過去系の人間関係、それは血縁関係であり、地縁関係であり、学閥、ビジネス関係、等等の関係の中で、原始共産制の失われたユートピアへの回帰衝動と、金銭的な欲望と、さらには新しい情報化社会の社会秩序を模索する情報リテラシーを巡る関係の性の探求といった、複雑な欲動機械の作動なのです。

その中で、多くのアーティストは、自己愛の盲目性にとらわれて、他者排除の機械と化しているのです。

 しかし、文化そのものは、他者愛の可能性を模索する動きもまた強く作動し続けているのです。他者への愛を欠いては、文化は形成できないのです。

原始的共産主義

封建的秩序

近代の人間秩序

そして現代の人間の死以後の秩序

この4つの人間の関係の重なりと、相互の否定破壊関係が問題を複雑にしているのです。


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四国へ [日記]

今日はこれから四国へ行きます。

この話も来年の6月と思って、引き受けたのですが、
今年の話であったのです。

さすがに忙しすぎて、
この頃は、話がきても断るようになって来ています。

今回のアフォーダンス自体は、
写真を撮るために、久しぶりにサイコダイビングを繰り返して、
《象徴界》の人格を改造する事ができたので、
それなりの意味のあるグループ展とはなりました。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ただ、《想像界》《象徴界》《現実界》の3界を、
《超次元》から《第41次元》まで、すべて抜くと、
精神的な空無性は深くて、かなり困ります。
限界に達したという感覚が強いですね。
孤独も深くなる。

愚痴を書いても仕方がありませんが、
大きな変貌を体験しています。




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オーネット・コールマン [音楽の頂点]

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オーネット・コールマンの顔

《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィアン(記号表現)的人間。
『真実の人』

【続きはここをクリックして下さい】


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アーティストトーク/ギャラリーARTE [告知]

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初日13日 午後7時より

3作家によるアーティストトークを行います。 その後,懇親会。

参加費 500円

会場の準備のため、お手数ですが、

メールか電話にて事前にお申し込みください。 

arte@mti.biglobe.ne.jp tel. 0877-21-5604


皆様のご来廊をお待ち申し上げます。

 



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日本ラカン協会公認読書会 『エクリ』読書会第5回目 [告知]

日本ラカン協会公認読書会 『エクリ』読書会第5回目を 
 2009年7月26日(日)に開催いたします。 
 どうぞふるってご参加下さい。

彦坂尚嘉は、26日が越後妻有のオープンで、ラカンの方は
参加できませんが、面白いので、ふるってご参加ください。 
 
 第5回目 
 日程:2009年7月26日(日) 
 場所:専修大学神田校舎7号館784教室
 テキスト:「『盗まれた手紙』についてのゼミナール」 
 Le seminaire sur 《 La Lettre volee 》, in Ecrits 
 邦訳:『エクリⅠ』,弘文堂,1972年所収 
 ※13時00分~14時30分 
 ポー「盗まれた手紙」原書読解 
 講師:河野 智子 (北里大学非常勤講師) 
 「盗まれた手紙」のテストについてE3、以下で も入手可能です。 
 
http://xroads.virginia.edu/~HYPER/POE/purloine.html 
 
 ※15時00分~18時00分 
 「『盗まれた手紙』についてのゼミネール」読解 
 講師: 若森 栄樹 (獨協大学教授・日本ラカン協会理事長) 
 
 ※当日の読解開始箇所 
 ポー「盗まれた手紙」 
 "You surprise me," I said,...
 「『盗まれた手紙』についてのゼミナル」 
 Depistons donc sa foulee la ou elle nous depiste.
  『エクリ』 1966年版 p.22. : ポケット版 p.22. ~
 
 会員参加費 無料 / 非会員 各回ごとに500円 
 
 問い合わせ:日本ラカン協会事務局 
 〒101-8425 東京都千代田区神田神保E73-8 
 専修大学 神田校舎908 伊吹研究室 
 E- mail:
sljsecretariat@netscape.net 


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ホームページの工事の進展 [告知]

気体分子ギャラリーのホームページが、
刷新されました。

初代は彦坂敏昭さんにご尽力いただいて、
とにかく、形だけでもアップして欲しいと、
乱暴な形で、お願いしました。

その後、矢野まきさんが、更新と改造、英文の付加をして下さいました。

今回は、
中川晋介さんが、改造をしてくださったのです。
ずいぶんと、まともになって来たので、
逆に、欲は出てくるし、粗もたくさん気になります。

助けて下さる方が、あと数名名乗り出て下さっているので、
の方々に、少しずつ助けていただきながら、
私もHTMLを覚えて、自分で考えられるようになって行きたいと思います。

と言うわけで、ここ1〜2年がかりで工事をすすめながら、
なるべく早くに更新を繰り返えせる体制に移行したいと思います。

下記をご覧ください。




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第22回「ラカンと美術読書会」のご案内 [告知]


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第22回「ラカンと美術読書会」のご案内

日時6月24日(水)18時30分 〜 2時間程度
場所 立教大学(池袋) 6号館 6106研究室


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ラカンと美術読書会」とは下記の2人が共催する読書会です。

彦坂尚嘉(日本ラカン協会幹事、立教大学大学院特任教授、日本建築学会会員、
美術家)
武田友孝(元・東京スタデオ、インデペンデント・キュレーター)

ラカン『無意識の形成物〈上〉』と、
月代わりで選出される美術本の読書会です。

2007年8月より月一回のペースで開かれています。
ごくごく初歩的な読書会で何方でも参加できます。
どうぞお気軽にご参加下さい。

テキスト
     ◎ラカンは『無意識の形成物〈上〉』 (岩波書店)
     ●美術は 「20世紀の美術と思想」 美術手帖編集部+谷川渥 美術出版社
     参加費 無料(コピー代のみ実費で頂きたくお願いいたします)
     テキストは特に準備なさらなくても、こちらでコピーを用意いたします。

※ 研究会終了後、懇親会を予定しております。
 お時間に余裕のある方は、こちらの方にもご参加ください。
 なお、懇親会は、持ち寄りのパーティー形式で行いたいと思いますので、
 希望者の方は、あらかじめアルコールとつまみを
 適当に用意して来て頂ければ幸いです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
立教大学への一番楽な道

池袋駅西口方面へ
西口の階段は登らずに、
地下商店街の通路を歩きC3出口から立教通りへ
駅から歩いて行くと、左手に立教大学の正面のツタの生えたたてものの
正門が見えます。
右手にも、立教大学の門があります。
それを通り過ぎて、最初の小さな道を右に曲がると、
左手に6号館の建物の門があります。
建物に入ると守衛の部屋があるので彦坂の所に行くと言って下さい。
研究室は6号館の6106です。

分からなければ、彦坂の携帯に電話して下さい。
090-1040-1445
研究室の電話
03-3985-6106


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
詳しい行き方は以下よりお願いします
立教大学のサイト
http://www.rikkyo.ac.jp/
一番上のバーに交通アクセスがあります。

ページ中程に池袋キャンバスへの道順が、あります。
http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html

キャンバスパップがあります。
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/index.html
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
申込・問合せ先:加藤 力(美術家、臨床美術士)
           E-mail:riki-k@mc.point.ne.jp
           FAX:0467-48-5667

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越後妻有トリエンナーレ報告/間伐材 [制作]

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越後妻有トリエンナーレの制作報告です。

2009年6月4日に、今回手伝って下さる武田友孝さんに家に泊まりました。

武田さんは古い友人で、元西武美術館の学芸員をなさっていて、
私が1981年に西武美術館、後のセゾン美術館での美術展に出品した時に
知り合いました。

今は、私と加藤力さんと3人で、
ラカンの読書会を主催してくださっっています。

加藤力さんも、今年は越後妻有に参加されています。

現在武田友孝さんは美術品の飾り付けや取り付けの仕事を個人で
なさっていて、
妻有には興味を持って下さって、今回参加して下さいました。

さて、その妻有の制作作業の初日が、
6月5日(金)の早朝に車で発って、7日(日)まででした。


掲載する写真の日付は1日遅れていて、間違っています。
撮影はすべて武田友孝さんです。

7日夜に新潟から車で帰って来て、

昨日8日は、午前中から横浜の住宅展示場での展覧会の搬出したのです。

この搬出が作品数が多くて、

それと私が油断していて、人手を一人、

つまり武田さんにしかお願いしていなかったこともあって、

アトリエに運び込んだのが20時10分でした。

それから藤沢までレンタカーを返しに行ってという調子で、

さすがに、ひどいスケジュールで、疲れています。


時間に追われていて、メールの返事が遅れてしまっている方が

いますが、お許しください。


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津南地域の山の奥の奥の奥にまで入って、
間伐材をチェンソーで切って、軽トラックに乗せて運びました。
今もっている約30㎝弱の丸太100本を使う予定で、
今回はその約3分の1を運ぶ事が出来ました。

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担当のアートフロント・ギャラリーのキュレター奥野恵さんです。
彼女とは2003年、2006年も一緒にやって来ています。
彼女は北海道出身で、東京芸大卒業の人で、キュレターとしては、
馬力も、美意識も抜群の人で、しかも妻有の農民や地元の人にも信頼
される力の持ち主。

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武田さんのホンダ車で、2400ccです。
ベニヤ一枚が入るという便利さ。
妻有の移動量は膨大で、今回で100キロを超える走行距離でした。

2003年と2006年は、私のスポーツ車仕様のブルーバードで走りました。
その車は廃車になって、
今は三菱のekワゴンという軽自動車に乗っているので、
妻有まで関越道を軽自動車で来るのはつらいのです。
武田さんのこの車は、たいへんに心強い味方であります。

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津南森林組合の板場健さんには、私物のチェンソーを2台お借りするなど
大変にご厄介になりました。

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こう写真で見せると、一人で切りまくっている様ですが、
そんな元気はありません。私も切りましたが、一番切っていたのは、武田さんです。

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武田友孝さん、前田明彦さん、大橋淳一さん、彦坂尚嘉

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松永恵さん、後藤田遥さん

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前田明彦さん、大橋淳一さん、彦坂尚嘉

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この左端の方にお会いしていなくて、私が田麦の会場にいる時の写真です。
奥野恵さん、前田明彦さん、松永恵さん、そして右端の女性もお会いしていない方。



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松永恵さん、後藤田遥さん、彦坂尚嘉、武田友孝さん
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松永恵さん、後藤田遥さん、彦坂尚嘉、前田明彦さん

今回の2日間、子蛇隊というボランティアで参加してくれたのは6名。
延べ人数では7名でした。
彼らのパワーはたいへんなもので、彼らがいなければ、
出来ませんでした。
それに何よりもボランティアで参加してくれる様な若い人は、
やはり純粋で、しっかりしていて、話すと未来に対する希望を
もらえます。
現在のようなひどい時代にも、若い精神は育っているのです。

 

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フロイトの顔 [顔]

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Sigmund_Freud-loc.jpg

先日、ユングの顔を見ましたが、
フロイトの顔も見ておきましょう。

【続きはここをクリックして下さい】


タグ:フロイト
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