6点目の作品入札ありました/斎藤ちさと展 [気体分子ギャラリー]
小品に入札をいただきました。
ありがとうございます。
感謝です。
特別に作ったアクリル製水槽に炭酸水を入れて、その水槽越しに緑色の実と葉の植物、そして少し見える紫の花を撮影した写真です。気泡の白い粒と緑の植物と紫の花が呼応していて美しい作品です。特に大小の多くの泡の深さがきれいです。同時表示性を多くの項目でもっている、情報化社会の表現として完成度の高い名作です。
彦坂尚嘉責任による芸術分析
《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の芸術》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現
《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示
シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示
《透視画面》『オプティカル・イリュージョン』【A級美術】
- 定価
- :7,000円
- 現在の入札価格
- :5,000円
草間弥生の小説 [アート論]
ユミさんという方からコメントをいただきながら、
お返事をしそこなったので、ここに書きます。
by ユミ (2009-08-20 03:25)
芸術というフィールドより、卓越した見識を発する評論やブログを、今日はじめて読ませていただき、ややめまいを引き起こしているのが、今現在の正直なところではありますが、「越後妻有ビエンナーレ」記事の最後の方に、草間彌生さんの作品について論評があるのに接し、ぜひ彦坂尚嘉さんにこそ、(下記にリンクいたしました)画像ふたつの、御判定の如何内容を伺いたいと、切に感じ入りました。
ごく最近、「とても似ている」と思った、ふたつの画像です。
『 部屋の愉しみ(1979) 』有元利夫
http://www2.odn.ne.jp/~cco69970/index.html/Fukuoka11/Fig1/arimoto09.jpg
前衛芸術家・草間 彌生さん 肖像写真、ビデオレター(2009)
http://iida.jp/products/yayoi-kusama/
彦坂さんの評価軸ではあまりかんばしくない、妻有の「花」につきましては、同じく有元利夫さんの代表作『花降る日』をも、<芸術的記憶>の一部として勘案しつつ、拝見しているのですが、「なぜ似ているのか?」など巡りまして、御一考いただければ幸いです。
それと、先日より大阪で開催されている草間さんの展覧会『増殖する部屋』会場にていただいたミニポスターの裏に書かれてあった「詩」があります。
私もぱっと見は、「毒々しいスペクタクルな<花>」と思わないではありません。
そのような傾向を表面的には顕す作品群(絵画、版画、オブジェ)と、
きわめてcoolbeautyな「詩」との連関なども合わせて、お暇な時でかまいませんので、なにか感ずるところなどございましたら、どうぞよろしくお願い申し上げます。
I'm Here,but Nothing
はからずも私はここに居るのであった
だが、いつかその影は宇宙の果てに舞い上り
消滅してゆくという気配に驚いている
心の内側に秘められた虚しさか
人間に生まれてきたことへの虚しさか
だが、求道への絶えまないこの私の志と努力をもってして
虚しい地球上へ輝いた人類の愛たちを呼んでこよう
永遠に尽きることの無い平和と安らかさ
そのささやかな幸福の祭典のために
私は芸術と思想をまき散らして静かな日々を送りたいのだ
人間らしい全世界の人々と共に空虚の嵐を鎮めてしまおう
素晴らしい、そして神秘的な太陽や月たちといっしょに
生きながらえたいのだった
永遠に、たったそれだけのために命をかけて
そして祝杯をあげよう、いまこそ
華やいだ祈りを込めて!
草間彌生 16,July,2009
有本利夫 草間弥生
《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン 《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン 《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン 《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン
《想像界》の作品、固体美術。 《想像界》の作品、液体美術。
《気晴らしアート》《ローアート》 《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィアン(記号表現)の美術。 シニフィアン(記号表現)の美術。
《原始平面》 《透視写真》
『ペンキ絵』【B級美術】 『深いイリュージョンの写真』【B級美術】
テーブルの前に座っているというのは、良くあるもので、
この共通性が先ずあります。
それと両者とも《第6次元 自然領域》のデザイン的エンターテイメント
なのです。この共通性はあります。
しかし違いもあるので、上の分析を見て下さい。
大きいのは有本利夫は固体美術、つまり前近代の美術です。
それに対して草間弥生は近代美術なのです。
両者とも、彦坂尚嘉が言う気体美術=情報化社会の芸術ではありません。
それと、先日より大阪で開催されている草間さんの展覧会『増殖する部屋』会場にていただいたミニポスターの裏に書かれてあった「詩」があります。
私もぱっと見は、「毒々しいスペクタクルな<花>」と思わないではありません。
そのような傾向を表面的には顕す作品群(絵画、版画、オブジェ)と、
きわめてcoolbeautyな「詩」との連関なども合わせて、お暇な時でかまいませんので、なにか感ずるところなどございましたら、どうぞよろしくお願い申し上げます。
I'm Here,but Nothing
はからずも私はここに居るのであった
だが、いつかその影は宇宙の果てに舞い上り
消滅してゆくという気配に驚いている
心の内側に秘められた虚しさか
人間に生まれてきたことへの虚しさか
だが、求道への絶えまないこの私の志と努力をもってして
虚しい地球上へ輝いた人類の愛たちを呼んでこよう
永遠に尽きることの無い平和と安らかさ
そのささやかな幸福の祭典のために
私は芸術と思想をまき散らして静かな日々を送りたいのだ
人間らしい全世界の人々と共に空虚の嵐を鎮めてしまおう
素晴らしい、そして神秘的な太陽や月たちといっしょに
生きながらえたいのだった
永遠に、たったそれだけのために命をかけて
そして祝杯をあげよう、いまこそ
華やいだ祈りを込めて!
草間彌生 16,July,2009
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草間弥生の詩の芸術分析
草間弥生の詩の芸術分析
《想像界》の眼で《第1次元 社会的理性領域》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第6次元 自然領域》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第1次元 社会的理性領域》の《真性の芸術》
《想像界》の詩
液体の詩
《シリアス・アート》《ハイアート》
シニフィエ(記号内容)の詩
《透視詩》【A級詩】
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草間弥生の文章は、《第1次元 社会的理性領域》で、
かなり良いものです。
小説は、一つ私も読んでいますが、美術よりも良いです。
読んだのは、『マンハッタン自殺未遂常習犯』だと思うのですが、
ネットで見るとデザインが違います。
もしかすると、『クリストファー男娼窟』だったかもしれません。
つまり草間弥生の美術は《第6次元 自然領域》であったり、
《第21次元 愛欲領域》であったりするのですが、
文章は《第1次元 社会的理性領域》で、読めるのです。
同様の事はシュナーベルにも言えて、
美術作品は《第6次元 自然領域》ですが、
映画は《第1次元 社会的理性領域》の物で、
ズーと良いのです。
草間弥生に見られる様な現象は、ですから
起きえるのです。