SSブログ

R&Sie 建築事務所 [アート論]

ツアーの集合は、巧くいって、
おおむね10時30分すぎには、十日町駅前に集まれた。

最初に見たのは、R&Sie建築事務所の駐車場。
ガイドブックで見れば、駐車場という内容も含めて、
わざわざ見に行きたいという食欲のわくものではなかったが、
行ってみるととんでもない良い作品。

なにしろかなりの面積がアスファルトでできた駐車場なのだが、
そのアスファルトがうねりをうねって、盛り上がり小山になり、さらに
地表からめくれあがって、せり出している。

何よりもシニフィアンとシニフィエの同時表示、
ハイアートとローアートの同時表示、
芸術と反芸術の同時表示といった、正反対のクオリティガ同時表示されている
超1流から41流までの全領域をもった名作であった。

はじめにすべてありという意味で、非常に良いさい先で、
気分をよくした。

そのあと原宏司のキナーレに行く。

そこで建築家の杉浦久子さんに出会って、
予定を繰り上げて彼女の作品を見に行く。
作品番号47番で、
十日町市内にある。
杉浦久子氏は、2003年から同じ場所で、2006年、2009年と、
3回展開していて、彦坂が田麦という村で3回展開しているのと、
動機している。
地震で地域の表情は変わって、家は倒壊し、空き地になった場所での
折り紙を数千、空中につった雪の作品。
住民の協力で、非常に複雑な複合折り紙で雪の結晶模型をつくったという
越後妻有様式としてすでに繰り返されてきている手法だ。
オールオーバーに繰り広げるスペクタル性も同様なものなのだが、
白い雪の群れは6次元のデザイン作品だが、非常に清楚で美しい、かわいらしい、
フェにみんな作品で、これも今回の出品作の中の成功した名作と言える。

同行の若手建築家の松田達さんの所に電話が入って作家がまっているということなので、
これも予定を繰り上げて、雨の中、福屋粧子さんの作品番号14番を見に行く。
福屋粧子さんは、以前やった四国建築/美術ツアーにも参加いただいて、
ご一緒に安藤忠雄の地下美術館を見た方。
レザー性の距離測定期を持っておられて、こまめに建築の実寸を測定されていて
印象に残っている方であった。

まず、そこに行くまでが大変な長距離で、約45分車で山の奥の奥まで入った。
さらに雨が降る中、徒歩で山道をのぼって、山林に入っていく。
これも半端ではなくて、徒歩で40分。
この間、雨は豪雨に変わって、危険なほどの状況で、
美しいブナ林についた。
白いきれいな椅子があって、
これが所々にハンモックと彼女は言うのだが、
ブランコ状態で、設置されている。
斜面のブナ林の中で、19名のこのツアーの参加者の有志が、
ブランコをして体験した。

美しいブナ林で、そこに白い椅子のブランコが有るという、
ファンタジックな、これも越後妻有トリエンアーレならではの、
作品で、6次元の自然領域の作品ながら、きれいであった。
私には、この豪雨の中での鑑賞も含めて、面白い体験で有りました。

さて、皆さんをせかして2:30分の田麦そばに予約を入れているので、
急いで下山。案の定道を間違えたが、被害は少なく、予定を守れました。
今回は全身びしょぬれで、みな寒くて、暖かい天ぷら蕎麦を注文。
この田麦蕎麦屋さんは、10割蕎麦で、この地域のへぎ蕎麦といわれる、
布海苔でつないだ蕎麦店の中では、屈指の超一流の名品店。
その暖かい蕎麦も、だしが強くて、しかも一番だしを使っていて、
おいしい店です。

雨も気持ち小降りになって、
食後に彦坂が入っている山村の田麦に行きます。
入り口近くにあるビリ・ビジョカの「田麦の本」。

その先に、彦坂のフロアイベントの作品。
きれいに展示できていて、評判も良く、満足。
実際に見るまでは、ある不安もあったのだが、特に大きな問題はなかった。

作品番号19番の加治瑞穂さんの新作を見に行く。
この人は以前にも同じ場所に一つ作っていて、
その時は、山道を登る苦労が満たされない凡庸さでがっかりしたが、
今回は、はるかにバージョンアップした作品。
建築家の山田幸司さんも評価する力作になっていました。
太陽の動きを作品にしたもので、
五十嵐太郎さんが野村仁の作品との関係性を言っていましたが、
彦坂の私見では、野村も加治も両方とも宇宙ネタのデザインワークで、
芸術として十全ではないものですが、
デザインエンターテイメントとしては力作であることは、認めます。

宇宙の天体写真も美しいけれども、これはデザイン美であって、
しかも6次元であるに過ぎないのです。
そしていわゆるモダンデザインの多くも6次元のデザインなのです。
宇宙美とモダンデザインの美が同一であることは、
人工的自然の問題として重要ですが、これを芸術と錯覚することは、
間違いなのです。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

斎藤ちさと作品に入札/廉価作品の画像 [気体分子ギャラリー]

ピクチャ 15.png

斎藤ちさとのこの作品に入札ありました。
ありがとうございます。

入札がありました。

現在の入札価格
:180,000
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

廉価作品をアップします。
シートサイズは、4つ切りです。
価格は定価7000円
最低入札価格が5000円です。

0313_3320.jpg

1023_0839*.jpg

0313_3321.jpg

1119_1163.jpg


0128_2031.jpg

0224_2676.jpg


越後妻有のツアーから帰ったら、
すべて芸術分析をつけますが、
すべて《超次元 名品領域》の作品です。

気体分子ギャラリーは、低価格の作品でも、《超次元 名品領域》の作品を提供して行きます。
どうぞよろしくお願いいたします。



タグ:斎藤ちさと
nice!(3)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。