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彦坂尚嘉怒りのアートマネージメント [気体分子ギャラリー]


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キッチュとアートをめぐって[前半] [建築系美術ラジオ]

建築系美術ラジオ

収録日時:2009年11月29日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:36分59秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.9MB
PLAY出演者:白濱雅也+伊東直昭+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

深川ラボにて開催された「行儀の悪い額縁」展(2009.11.13-29)は、実業家・美術家の牧井優(マキイマサル)さんが中国から大量に購入した「キッチュな」額絵に、作家が手を加えて現代のアートとして蘇らせることを試みた展覧会です。彦坂さんが自身のブログで紹介し、普段から額縁やキッチュに関心を持つという五十嵐さんがブログを見て興味を持ち、急遽ギャラリートーク「キッチュとアートをめぐって」が開催されました。トークは、ブルーノ・タウト、石子順造、ロバート・ヴェンチューリ、クレメント・グリーンバーグ、トム・ウルフに代表されるキッチュ(と関連する「キャンプ」「クィア」)論の歴史と、展示意図・出品作家の話、音楽の趣味との関連などに展開していきます。(Y.Kondo)
*言及される映画は「The Texas Chain Saw Massacre」(邦題「悪魔のいけにえ」,米1974)です。


・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。 

伊東直昭(いとう・なおあき)
1959年生まれ。1985年多摩美術大学美術研究科修了。海外のレジデンスを重ね、絵画、インスタレーションなど多様な制作を見せるベテラン作家。近年、虫への擬人や駄洒落の採用など、その特異な世界観を露出する作風で注目を集める。

・関連項目
「行儀の悪い額縁」展 
深川ラボver1.5 
行儀の悪い額縁展 (彦坂尚嘉の〈第41次元〉アート2) 


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弟の死(2) [日記]

弟が、55歳で急死したので、浜松へ、2度往復していて、
さすがに忙しいです。

金曜は電話で、すぐにパーティ会場から最終の新幹線で行って、
一泊して、

昨日は写真撮影がタマダプロジェクトと、山本藍子さんの家で両方でやって、
また今朝浜松に行って、
シンポジウムがあるのでタマダプロジェクトに帰って来て、
やりました。

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弟の死 [日記]

ブロガーとしては、
この所、穴が開いているのは、誠に不本意で、反省しています。
どこでもインタネットに書けるように、対策を考えないとマズいですね。

昨日は、朝8時30分に出て立教大学大学院で、3コマ連続講義。
一コマが1時間30分なので、全部で270分、つまり4時間30分の授業。

授業を覗きに北村バンビさんと、貝塚歩さんが来てくれて、
授業は面白かったです。

1時間目のアートマネージメントの授業では、
ちょっと欲張り過ぎで、反省しました。
全人類の歴史の中で、美術がどのように変貌したか?
をやったのですが、ここで止めておけ良かった。

それと重ね合わせて、全人類史の中で、「大衆」の歴史を反省してみると、
実は「大衆」は《近代》特有の現象であって、
今日の情報化社会では、実は「大衆」は解体されようとしているのではないか?

つまり一億総中流の時代は終わって、上流と下流に解体されて来ているという事。
労働においても、終身雇用制、年功序列制が解体されて、
高給をとる管理者と、薄給の派遣労働者という状態になってきて、
かつてのような「大衆」は解体されて行くように見えます。

こうした大衆の変貌の歴史と、美術の変貌の歴史を重ねて見えるようにする試みを
したのですが、少しむずかしすぎた様でした。


2時間目は静止画の授業で、リチャード・アヴェドンを題材にした、
写真の話。篠山紀信と荒木経惟の比較がその中心でした。
篠山紀信が《第1次元 社会的理性領域》で、荒木経惟が《第8次元 宗教領域》という事なのですが、それ以上に問題なのは、篠山紀信の作品には鑑賞構造があるのですが、荒木経惟の作品には鑑賞構造が無いという話から、芸術の鑑賞構造の話でした。

3次元目は動画の授業。これは今村昌平をやりました。「豚と軍艦」と「日本昆虫記」の冒頭の部分の画像に見られる《原映画》性の話を核に、多様な話をしています。

授業が終わって、この後が、新任教授の歓迎会でした。

この4月に、文芸・思想専修に内山節氏、阿部賢一氏、片上平二郎氏の3先生をお迎えしましたということでの、歓迎会でした。


内山 節(うちやま たかし、男性、1950年-)は哲学者。立教大学大学院教授、特定非営利活動法人森づくりフォーラム代表理事など。存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。東京都世田谷区出身。最終学歴は東京都立新宿高等学校卒業。高校卒業後、大学などの高等教育機関を経ることなく、書籍などで自らの思想を発表しながら活動する哲学する人で知られている。長らく大学などの研究職についていなかったが、2004年から立教大学の特別任用教員としても活動している。1970年代から現在でも、東京と群馬県上野村との往復生活を続けている。上野村では畑を耕し、森を歩きながら暮らしている。(情報出典:http://spysee.jp/内山節/44366/)


日時:5月14日(金)19時〜21時

場所:八吉(やきち)池袋西口店

東京都豊島区西池袋1-10-1 ISOビル5F 03-5960-2388 (メトロポリタンプラザと通りを隔てた向かいのビルの一つです)


 





うち、阿部賢一先生、片上先生は比較文明学専攻にもかかわられます。そこで、文芸・思想専修と比較文明学専攻の共催により、新任教員歓迎会を催したいと思います。

場所は、



〈つづく〉

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2010-05-13

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彦坂尚嘉責任による芸術分析

 

《想像界》の眼で《第50次元〜41次元》《第》


の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

 

 

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

 

 

《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示
理性脳と原始脳の同時表示
《透視画面》『オプティカル・イリュージョン』【A級美術】
《原芸術》、《芸術》、《反芸術》、《非芸術》、《無芸術》
《世間体のアート》の全てがある。

 


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八大山人という中国の画家がいます。

中国美術というのは、非常に高い評価が世界的にもあって、
私も大きな影響を受けて来ました。

例えば、青銅器とか、陶磁器は、ほんとうに素晴らしいものがあります。
書も、凄いものです。

絵画もすぐれているという評価がありますが、
私が見て来た、そこそこの体験と知識では、
《第1次元》《1流》のものが多くて、それほどでもないのです。

私自身は宋や元の画院の絵である院体画に影響を受ける系譜を
生きてきています。

ですから宋や、元の院体画は尊敬していますが、
明や、清になると、かなりつまらなく見えます。

その中で、明末期から清の画家、八大山人は、
面白いし、《超1流》で、画格も高いのです。

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風景画も良いですが、ここでは掲載しないでおきます。

この画家の面白さは、この人の人生の流れ、それも明朝の崩壊と
密接に結びついて語られていますが、
それが間違いとは思いませんが、
何よりも重要なのは八大山人が、たいへんに能力のある人であった
ことです。

それが社会とうまく折り合えずに、屈折していくことが、
絵画によって突出したものして現れています。

格付けをする時間が無いので、あとで加筆しておきます。


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アートフロントの作品 [制作]


今日はアートフロントギャラリーの藤本俊幸さんが、
3時に来る予定で、
それに間に合わせるために、
3月から制作して、
絵画作品4点が完成した所です。

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彦坂尚嘉 風神情報A.jpg

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彦坂尚嘉 風神情報B.jpg

アメリカ資本のホテルが大阪に建つという話を聞いて、
私がめずらしく売り込みをしてとった仕事です。
イギリスのデザイン会社の仕事で、《超次元》の固体の内装です。
日本でいうと新丸ビルをさらに豪華にした感じです。
作品としては2点をホテルに納品して、
後の2点はホテルに入れません。

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彦坂尚嘉 風神雷神図情報A


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彦坂尚嘉 風神雷神図情報B

つまり同じ絵を同時に2点づつ作ったのですが、
それはホテルの制約が嫌だからです。
ホテルに入れる作品というのは、
どうしても、おとなしい作品が要求されるのです。

つまりインテリアが要求される。
だから2点つくって、一方は保守的に、
もう一方はアグレッシブに制作をしました。

保守的な作品が悪くなったかと言うと、
私にはそうは見えませんでした。
保守的に描いても、良い作品は良いのです。

『アートの格付け』的には両方とも同じに制作しているし、
作品的には両方共に、私は気に入っています。

つまり《超次元》から《第41次元》まですべてあって、
さらに《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
さらに、社会、原社会、そして帝国、原帝国と、重層化しています。

もっとも、こうしたことは複雑すぎて、なかなかブログでかけなかったのです。

違いは、片方が保守であると言うことです。

結果的には、アグレッシブなBの方が通りそうな雰囲気でした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『空想 皇居美術館』への出版への過酷な作業が同時に進んでいたので、
私としては
かなりたいへんな作業量でした。

この作品は、最初のプラン段階からCGでつくって、
アメリカとイギリスの会社に、インターネット会議でのプレゼンテーション
をやるということから始まりました。
そういう意味で、制作がデジタル化した最初の作品で、思い出になるものです。



タグ:彦坂尚嘉
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『空想 皇居美術館』出版記念展 展覧会の様子(2) [作品と展示]

『空想 皇居美術館』の出版記念展は、無事に開催できました。
タマダプロジェクトの玉田俊雄さんのご好意で、
シンポジウムを大きな部屋で開催できて、
これも好評でした。

これを見て下さった方が、ブログで書いて下さったりしているので、
ご紹介したいのですが、
相変らずと言うか、仕事の締め切りに追われていますので、
これをクリアーしてからということにさせていただきます。

展覧会の様子と、オープニングの様子を、
【YouTube画像】で撮影したので、アップしていこうと
しているのですが、これがなかなか上手く行きません(泣)。
なんでもやるのは、なかなかむずかしいのです。ようやくアップできました。 

タグ:皇居美術館
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オープニング [日記]

今日は、『空想 皇居美術館』出版記念展の
オープニングです。

準備は、何とか駆け込んでいますが、
それでも、まだやらなければならない事が、
たくさんあります。

本の正式発売は、5月20日ですので、
書店で立ち見していただければと思いますが、
面白い本です。

画像も面白いし、
文章も面白いです。

2001年から、10年かけて作った本ですので、
それなりの思いはあります。
今日、ようやく、出来上がりを目にする事になります。

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八大山人 [アート論]

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八大山人という中国の画家がいます。

中国美術というのは、非常に高い評価が世界的にもあって、
私も大きな影響を受けて来ました。

例えば、青銅器とか、陶磁器は、ほんとうに素晴らしいものがあります。
書も、凄いものです。

絵画もすぐれているという評価がありますが、
私が見て来た、そこそこの体験と知識では、
《第1次元》《1流》のものが多くて、それほどでもないのです。

私自身は宋や元の画院の絵である院体画に影響を受ける系譜を
生きてきています。

ですから宋や、元の院体画は尊敬していますが、
明や、清になると、かなりつまらなく見えます。

その中で、明末期から清の画家、八大山人は、
面白いし、《超1流》で、画格も高いのです。

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風景画も良いですが、ここでは掲載しないでおきます。

この画家の面白さは、この人の人生の流れ、それも明朝の崩壊と
密接に結びついて語られていますが、
それが間違いとは思いませんが、
何よりも重要なのは八大山人が、たいへんに能力のある人であった
ことです。

それが社会とうまく折り合えずに、屈折していくことが、
絵画によって突出したものして現れています。

格付けをする時間が無いので、あとで加筆しておきます。


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『空想 皇居美術館』出版記念展 展覧会の様子(1)(改題) [作品と展示]



朝、ブログをアップしてから立教大学に行ったのですが、
残念ながらアップできていませんでした。



こういう動画の製作は、私は好きなのですね。
もともと1960年代後半のプライベートフィルム、あるいは
アンダグラウンド・フィルムの世代でありまして、
松本俊夫や金坂健二の影響から出発しているのです。

立教大学大学院の授業で、一こまですが、
原映画論は、時間が出来てから書きますが、
とりあえず、作品を見て下さい。





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