アートフロントの作品 [制作]
3時に来る予定で、
それに間に合わせるために、
3月から制作して、
絵画作品4点が完成した所です。
アメリカ資本のホテルが大阪に建つという話を聞いて、
私がめずらしく売り込みをしてとった仕事です。
イギリスのデザイン会社の仕事で、《超次元》の固体の内装です。
日本でいうと新丸ビルをさらに豪華にした感じです。
作品としては2点をホテルに納品して、
後の2点はホテルに入れません。
彦坂尚嘉 風神雷神図情報A
彦坂尚嘉 風神雷神図情報B
つまり同じ絵を同時に2点づつ作ったのですが、
それはホテルの制約が嫌だからです。
ホテルに入れる作品というのは、
どうしても、おとなしい作品が要求されるのです。
つまりインテリアが要求される。
だから2点つくって、一方は保守的に、
もう一方はアグレッシブに制作をしました。
保守的な作品が悪くなったかと言うと、
私にはそうは見えませんでした。
保守的に描いても、良い作品は良いのです。
『アートの格付け』的には両方とも同じに制作しているし、
作品的には両方共に、私は気に入っています。
つまり《超次元》から《第41次元》まですべてあって、
さらに《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
さらに、社会、原社会、そして帝国、原帝国と、重層化しています。
もっとも、こうしたことは複雑すぎて、なかなかブログでかけなかったのです。
違いは、片方が保守であると言うことです。
結果的には、アグレッシブなBの方が通りそうな雰囲気でした。
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『空想 皇居美術館』への出版への過酷な作業が同時に進んでいたので、
私としては
かなりたいへんな作業量でした。
この作品は、最初のプラン段階からCGでつくって、
アメリカとイギリスの会社に、インターネット会議でのプレゼンテーション
をやるということから始まりました。
そういう意味で、制作がデジタル化した最初の作品で、思い出になるものです。
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