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毎日オークションをめぐって [気体分子ギャラリー]

諸事情で遅れてお詫びいたします。
一番は、『空想 皇居美術館』の出版の余波です。

山本藍子展/オークション情報を流しそうとしているのですが、
そのデーターを忘れてきています。

マキイマサルファインアーツでやっている事もあって、
従来の貸し画廊のシステムも尊重するので、
山本藍子と、マキイマサルファインアーツと、私の三者のあいだに齟齬が
あって、かんじんの私が調整を逃げているのです。

私自身が心理的に問題があります。

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くどくどしくって恐縮ですが、その辺のことを書きます。

私自身は、オークションシステムの展開を追求したいと思っています。
それを「毎日オークション」という形で、
売れても、売れなくても、毎日制作をして、毎日アップして、
オークションをしていくというシステムを立ち上げたく思っています。

実はそれはこのブログの最初の段階からある課題だったのです。
このブログは、毎日ドローイングをアップするという形で、
始まったからです。

それは制作の現場そのものと、
オークションシステムにある価格の自由というものを
組み合わせる事で、
制作の現場そのものを変革する事です。

つまり「価格の自由」を、作品制作の現場で追求したく思っています。

そしてもうひとつ「批評の自由」も追求したく思っています。
彦坂尚嘉的な『アートの格付け』を示しつつ、
観客の芸術の趣味判断の多様性を、リアルに存在する現実として
とらえた制作システムを作り出したいのです。

こうした思いは観念的なものです。
つまりコンセプチュアルアートとしての追求心なのです。

しかし現実と、そして自分も含めて具体的な作家がいると、
なかなかその軋轢はたいへんなもので、
そう簡単にはいかないのです。

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現実にアートマネージメントをやって行くと、
美術家の内面と、作品の内面が、より深く見えて来ます。
それは人間の内部の深い闇の世界でもあります。

こういう作業をしていると、
その中から到達するのは、最短で問題を押し進めようとする結論です。

自分自身と、そして私の追求しようとしている美術とギャラリー活動に
連動できる作家だけに絞り込んで行くということです。

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先日のタマダプロジェクトでの『空想皇居美術館出版記念展』でも、
実は自分の作品のオークションまでもやりたかったのですが、
現実の制作と、そして玉田俊雄さんとの調整にエネルギーが使われて、
届きませんでした。

今回も含めて玉田俊雄さんには深く感謝していますが、
しかし玉田俊雄さんと私では、感覚も思考も、そして行動の基準も
違い過ぎて、無理が大きすぎるのです。

古い現代美術の常識や価値観とは、私は実はいままでも熾烈にぶつかって
きています。
そういうものの外に出る闘いをしてきていても、
なかなか現実は、完全に外に出る事ができません。

それは私の心理上の問題でもあります。

しかし私の準備も進んできているし、
同時に、2010年代に入って、現実の変化も急速に展開してきています。
もはや猶予の時間はありません。

今年の9月に、私自身の個展をマキイマサルファインアーツで予定
しています。
前に『建築と美術のあいだ』という展覧会をお願いしたことの
連動した個展です。
ここでは自分の個展ということもあるので、
売れても売れなくてもオークションを追求します。


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