SSブログ

小嶋一浩の建築 [建築]

ec21c964.jpg

小嶋一浩氏の建築への、彦坂尚嘉的な簡単なメモです。

《想像界》の眼で《第6次元 自然領域》、《象徴界》の眼でも《第6次元 》
いかし《現実界》の眼で、《超次元》から《第41次元》まであります。

つまり《現実界》だけの建築なのです。

しかし《原建築》《建築》《反建築》はありません。
《非建築》《無建築》《世間体の建築》があります。
今日的ではありますが、建造物に過ぎないと、私には見えます。
すぐれた建築芸術とは思いません。

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

香典 [日記]

最新ツイート:明日は針生一郎先生の葬式。多摩美術大学で実際には教わってはいませんが、一応恩師の中に入るでしょう。長いおつきあいであるのは確かですが、憂鬱な気分になっています。香典を持って行くのが嫌なのです。金が無い貧しさもありますが、針生一郎さんに書いてもらってもいない。香典無しで行くか!
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

1円オークション [気体分子ギャラリー]

もうすぐ、マキイマサルファインアーツの山本藍子個展が終わって、
藤沢の気体分子のギャラリーでの、
日本画の初期作品の回顧を中心とした展示になります。

画像をうまくアップできなかったのは、
コンピューターの調子が悪くて、無線LANでは、
数がある画像のアップが思うようにできなくて
嫌になって、私がふて寝したせいなのです。

それと、いろいろなところが、山本藍子さんとは、
かすかにずれていて、
オークションをする気分にはならなかったというのがあります。
申し訳ありません。
コレクターのみなさんには、お詫びします。

そういう失敗の中で良く分かった事は、
オークションをするには、
かなりうまく組み合わさる作家と彦坂尚嘉が合同しないと、
出来ないという事です。

山本藍子さんは、この展覧会が決まった後に、
就職の話が来て、今時ですから断れなくて、
春から中学の美術の先生に就職してしまって、
実は作品を売る事には消極的になったのです。

山本藍子さんは、美術界という分けの分からないものの視線を
気にしているので、
《村》的であって、
《帝国》的なものを理解してくれないのです。

私自身は、《村》には興味が無いし、
《近代国家》の空間からも、遅まきながら脱出を目指したいのです。
ネグリ/ハートの『帝国』から、大きな影響を受けているのです。


ですから、山本藍子さんの気持ちは理解しますが、
その気持ちを尊重するのは良いのですが、そういう作家と
オークションを一緒にやって行くことに耐える体質が、
私にはないのです。

私にまかせると言いながら、私のつけた作品の値踏みに、
文句をつけられると、私はその抗議をはねつけはしますが、
作品を売る気分にはならなくなって、
ブログへの写真のアップをする努力に耐えられなくなる。
そしてコンピューターも動かないのを良い事に、
ふて寝をしていたのです。

嫌だという安い値段で売るわけにもいかないでしょう。

ブログを書く事も、労働としては大変ですから、
不信感ももたれれば、
そういう苦痛に耐えたく無くなるのです。

マキイマサルファインアーツも貸し画廊で、
古い体質で、それはそれで尊重はしますが、
私自身は、こういう古さとすりあわせて調整をすることは、
過去にたくさんの闘争をしてきていて、そういう記憶がじゃまして、
とても話し合う気になれないのです。

とにかく、争わないで、やり過ごしたいと言うだけなのです。

ですからマキイマサルファインアーツでは売る努力をしないで、
気体分子ギャラリーで売るというような、
こすいことを考えているのではないのです。
マキイマサルファインアーツの佐藤さんは、もしかすると、
そういう疑心暗鬼に捕われているのかもしれませんが、
そんな馬鹿げた姑息なことをする為に、彦坂尚嘉が、
気体分子ギャラリーの活動をしているのではないのです。

時代を超え、新しい可能性を切り開く為に、最後の聖戦を戦っている
のであって、理解してくれない人とは、争いもしませんが、
一緒に戦う事は誘いません。
分かれて行きます。

一期一会です。

真剣に未来に賭けない人とは、浅く付き合いたいのです。

山本藍子さんの作品も、人柄も面白いので、
楽しんで展覧会をやって来ていますが、
売る努力に全力をかける気分にならなかったのです。

コレクターの人々に、全力で、作品を投げて行くという事は、
それなりに、スッキリとした自信と気分がないとやり得ないのです。

古い『芸術至上主義』に捕われている作家と争いながら、コレクターと
向き合うだけの根性が、私には無いのです。

プライマリーギャラリーの時代は終わったのであり、
古い芸術至上主義の時代は終わったのです。
今、重要なのは、村上隆さんの主張した芸術起業です。
アートビジネス至上主義が重要なのです。
それは同時にフリーアート至上主義でもあります。

アートビジネス至上主義とフリーアート至上主義は、
背中合わせです。
そしてそこに1円オークションが出現します。

もっとも、最初は、1円でオークションするのは、
原価の低い水彩やドローイングなどの紙の作品です。

紙の作品とは言っても、
1円でオークションをやり続けるのは、
根性がいります。
信じられなければ、続きません。

価格の自由。
そして批評の自由が、真剣に追求される必要があります。

未来を切り開くのは、
新しく登場して来たアートのパトロネージなのです。

コレクターを信じて、
そのコレクターに向けて、
売れても売れなくても、作品を作って投げて行く。

売れなくても、死ぬまで作品をつくり投げ続ける根性が重要なのです。

1円オークションと、
毎日オークションを実現したく思います。

毎日作品を制作し、そしてコレクターに向けて発信する。
そういうスタイルを実現したいのです。
つまり制作の現場と、オークション市場を直結するのです。

それがどんなに小さくても、
この可能性を切り開きたいのです。

ここに、絞り込む過激さを、
1円オークションとフリーアートに夢想するのです。

ですから中学校の教師で稼ぐ山本藍子さんとは、
道が違うのです。
私の求めるのは、ハングリーなアーティストです。
飢え死にを覚悟の作家だけが、
この芸術道を歩めるのです。

命をかけて作品を作るのが、
新しい芸術起業のアートビジネス至上主義なのです。

ですから、まず、彦坂尚嘉が自分の制作をして、
自分の作品を売る努力をする方が、
理解してくれない作家と争うよりも気分がいいし、
楽しいし、コレクター諸氏に責任が持ているのです。

ですから、気体分子ギャラリーが、積極的に売って行く作家というのは、
ハングリーであることと、
私との信頼関係が持てる作家に絞り込んで行きます。
そういう作家の作品には、『アートの格付け』をします。

深い信頼関係が持てない作家の展覧会も、
評価できる作品を作っていればやりますが、
それはオークションはしないで、普通の美術展にします。
『アートの格付け』もしません。
格付けをするのも労働であって、苦痛なのですから、
さぼれる所は、さぼりたいのです。

それほどにオークションをやって行く活動は、
新しいし、頑張らないと出来ないのです。

《近代》という時代は、芸術至上主義の時代であって、
作品を売らなくても良いというイデオロギーの時代でした。
それはしかし虚偽であったのです。
モダンアートにあっても、実は作品を売る事が重要であったのは、
『ギャラリーゲーム』(淡交社)という真面目な研究書が明らかに
しています。

そういうわけで、
山本藍子の日本画回顧展と同時開催で、最初の1円オークションを
いたします。
自分の作品には『アートの格付け』はします。
1円だからと言って、いい加減なものはだしません。
ふるって入札をお願いいたします。

nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

瞬間風速2位 [告知]

[aw-ml]グループの掲示板に投稿があったことを、Yahoo!グループよりお知らせいたします。
---
美術界のみなさま

瞬間風速に過ぎませんが、
今、2010年5月30日19時43分の時点で、
アマゾンのランキングで、2位になりました。

アート・芸術のランキングで『空想皇居美術館』が2位になったのです。

その前は最高位4位を記録して、その後落ちて、上下を繰り返していて 
いました。

芸術一般のランクでも6位。
本のベストセラーで4,661位です。4桁代になったのは初めてで 
す。

タブーに触れた本ですので、嫌われるというか、避けられてしまうもの 
ですが、
10年かけて、それなりに真面目に取り組み、
不可能というのが、入校1週間前にも言われていたのが、
朝日新聞の担当者高橋伸児氏と、デザイナーの川名潤氏、そして彦坂尚 
嘉が、
1週間ほとんど眠らないで入校に滑り込んだのです。

出版出来ただけで奇跡という本です。それほどにタブーに踏み込んで作 
る事は
大変だったのです。

明日、5月31日の毎日新聞夕刊の文化欄にささやかにですが、紹 
介されます。
これも急な話で、残念ながら私の顔写真は、私が立教大学大学院で教え 
ていて入れられず、
五十嵐太郎さんの顔写真で掲載されます。
しかし、この本が成立したのは五十嵐太郎さんをはじめとする建築の 
人々の評価と理解の
たまもので、正確には五十嵐太郎さんの本と言うべきものです。

美術界からは無視しか出来ない本ではありますが、
今日の美術状況に深く関わった本ですので、立ち見だけでもしていただ 
ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

彦坂尚嘉
Help URL   : http://help.egroups.co.jp/
Group URL  : http://www.egroups.co.jp/group/aw-ml/
Group Owner: mailto:aw-ml-owner@egroups.co.jp



モバイル版Yahoo!グループ(ベータ版)にアクセス。
・旧Yahoo! eグループをご利用の方々は移行手続きをお願いします。
・Yahoo!グループ�のサービスはガイドラインに沿ってお使いください。 

---
なお、投稿者は本メールの送信者欄に表示されている方です。


nice!(1)  コメント(398)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。