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弟の死 [日記]

ブロガーとしては、
この所、穴が開いているのは、誠に不本意で、反省しています。
どこでもインタネットに書けるように、対策を考えないとマズいですね。

昨日は、朝8時30分に出て立教大学大学院で、3コマ連続講義。
一コマが1時間30分なので、全部で270分、つまり4時間30分の授業。

授業を覗きに北村バンビさんと、貝塚歩さんが来てくれて、
授業は面白かったです。

1時間目のアートマネージメントの授業では、
ちょっと欲張り過ぎで、反省しました。
全人類の歴史の中で、美術がどのように変貌したか?
をやったのですが、ここで止めておけ良かった。

それと重ね合わせて、全人類史の中で、「大衆」の歴史を反省してみると、
実は「大衆」は《近代》特有の現象であって、
今日の情報化社会では、実は「大衆」は解体されようとしているのではないか?

つまり一億総中流の時代は終わって、上流と下流に解体されて来ているという事。
労働においても、終身雇用制、年功序列制が解体されて、
高給をとる管理者と、薄給の派遣労働者という状態になってきて、
かつてのような「大衆」は解体されて行くように見えます。

こうした大衆の変貌の歴史と、美術の変貌の歴史を重ねて見えるようにする試みを
したのですが、少しむずかしすぎた様でした。


2時間目は静止画の授業で、リチャード・アヴェドンを題材にした、
写真の話。篠山紀信と荒木経惟の比較がその中心でした。
篠山紀信が《第1次元 社会的理性領域》で、荒木経惟が《第8次元 宗教領域》という事なのですが、それ以上に問題なのは、篠山紀信の作品には鑑賞構造があるのですが、荒木経惟の作品には鑑賞構造が無いという話から、芸術の鑑賞構造の話でした。

3次元目は動画の授業。これは今村昌平をやりました。「豚と軍艦」と「日本昆虫記」の冒頭の部分の画像に見られる《原映画》性の話を核に、多様な話をしています。

授業が終わって、この後が、新任教授の歓迎会でした。

この4月に、文芸・思想専修に内山節氏、阿部賢一氏、片上平二郎氏の3先生をお迎えしましたということでの、歓迎会でした。


内山 節(うちやま たかし、男性、1950年-)は哲学者。立教大学大学院教授、特定非営利活動法人森づくりフォーラム代表理事など。存在論、労働論、自然哲学、時間論において独自の思想を展開する。東京都世田谷区出身。最終学歴は東京都立新宿高等学校卒業。高校卒業後、大学などの高等教育機関を経ることなく、書籍などで自らの思想を発表しながら活動する哲学する人で知られている。長らく大学などの研究職についていなかったが、2004年から立教大学の特別任用教員としても活動している。1970年代から現在でも、東京と群馬県上野村との往復生活を続けている。上野村では畑を耕し、森を歩きながら暮らしている。(情報出典:http://spysee.jp/内山節/44366/)


日時:5月14日(金)19時〜21時

場所:八吉(やきち)池袋西口店

東京都豊島区西池袋1-10-1 ISOビル5F 03-5960-2388 (メトロポリタンプラザと通りを隔てた向かいのビルの一つです)


 





うち、阿部賢一先生、片上先生は比較文明学専攻にもかかわられます。そこで、文芸・思想専修と比較文明学専攻の共催により、新任教員歓迎会を催したいと思います。

場所は、



〈つづく〉

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2010-05-13弟の死(2) ブログトップ

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