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出版をめぐって/美術系ラジオ [アート論]

art-radio.jpg
天内大樹氏が作ってくたバーナーです。

建築系美術ラジオを天内大樹さんと始めようとしています。

正月に出版をめぐっての議論のラジオを、
私がアップに気がつかなくて、
遅くなったのですが、ご紹介します。

AR-美術系ラジオ
聴く: 建築系美術ラジオ「新春の集い」1
(MP3形式、8.7MB、18分31秒)

出演者:白濱雅也+栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹+南泰裕今更......の感もありますが、新春の集いです。2006年と2008年に開かれた彦坂さんと南さんによる「建築と美術のあいだ」展に併せて開かれたシンポジウム記録を、とりあえずは出版するつもりでゲラまで作成した白濱雅也さん。栃原比比奈さんの個展を行っていた彦坂さんのアトリエに関係者が集まり、編集会議を開くことになりました。さて、これを今まで通りのやりかたで「出版するか、否か──それが問題だ」。あるいは、「誰に読ませる/誰が読むのか?」。メディアがきわめて凡庸な理解のしかたを再強化するばかりになってしまった現状で、何が有効な戦略なのか? 新たなメディア「建築系ラジオ」の中で考えてみます。連載コーナーを決める前の収録でしたが、「建築系美術ラジオ」(旧称:美術系ラジオ)第0回収録シリーズとしてお楽しみ下さい。(2010年1月4日、彦坂尚嘉アトリエ=藤沢市にて)


AR-美術系ラジオ
聴く: 建築系美術ラジオ「新春の集い」2(MP3形式、7.9MB、16分55秒)
2006年と2008年に開かれた彦坂さんと南さんによる「建築と美術のあいだ」展に併せて開かれたシンポジウム記録を印刷媒体で「出版するか、否か」。電子出版(による生き残り)の可能性が様々に探られているなかで、物質としての書物を手許に引き寄せ、紙とインクという形態で長く残すという態度もあり得ます。書物をめぐる議論は、いつしかTwitterなど新たな形のメディアについての議論を通過し、書物を支えてきたはずの都市人口が全人類に占める割合(=都市人口率)という大きな話へ。「建築系美術ラジオ」第0回収録シリーズです。(2010年1月4日、彦坂尚嘉アトリエ=藤沢市にて)。


AR-美術系ラジオ
聴く: 建築系美術ラジオ「新春の集い」3(MP3形式、17.6MB、37分30秒)
本が「売れる」ために、芸術家(建築家)はどれほど「とがる」べきか。〈売れる/とがる〉、あるいは〈ハイアート/ローアート〉は、決して二項対立ではないのではないか。芸術の、あるいは建築の役割、言い換えれば芸術家や建築家の社会における役割はなにか。人々にまだ見えぬ世界を提示するのか、人々を統合するのが先か。「意識の痛点」を突く「建築」と、凡庸で退屈な日常。建築の骨組と、絵画の骨組の比較は、時間をおいて「透明性」の議論につながります。栃原さんの作品評も含め、議論が暖まってきたので、30分越えの長大番組を「建築系美術ラジオ」第0回収録シリーズからお送りします。(2010年1月4日、彦坂尚嘉アトリエ=藤沢市にて)。



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ミー

こんにちは。
村上隆氏の主催する
geisaiが本日終わったようです。
私も昔、出展したことがありますが
当時の私を含め出展者の8,9割は
暇つぶしレベルと感じました。
ustreamで少し拝見したところ
村上氏自体は”色んな作品があるね~”
程度ののりで年中行事をこなしている程度の
テンション。少なくても映像からはそう見えた。
彦坂さんはどのように感じられているのかな~?
by ミー (2010-03-14 18:37) 

ヒコ

ミー様
コメントありがとうございます。
GEISAIそのものは、1回目の東京タワーの下で開かれた時から見て来ましたが、今回は見に行きませんでした。私の感覚では、もう、おわった代物で、過去型に過ぎなく思います。
村上隆さん自身の作品や、ショップに並んでいる作品も、昔は《第13次元 漫画喜劇領域》でしたが、今は《第6次元 自然領域》で、凡庸で、安全すぎるものになっていてあきれます。
初心を忘れて、もう推進力が無いのではないでしょうか。
村上隆の時代は終わったのだと、勝手にですが思ったいます。

by ヒコ (2010-03-16 12:34) 

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