SSブログ

倉橋ヨエコと小島真由美、戸川純、Phewとニナハーゲン(校正1加筆3) [音楽の頂点]


ニナハーゲンの音楽

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で
《超次元〜第41次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で
《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現

気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示

《ハイアート》と《ローアート》の同時表示


シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示


理性脳と原始脳の同時表示

《原芸術》、《芸術》、《反芸術》、《非芸術》、

《無芸術》《世間体のアート》の全てがある。

ニナハーゲンのヴォーカルとグローバル・ミックスチュアー・サウンド

には、今日の情報革命の時代の狂気に満ちた人間の芸術が、

非常に早く先取り的に出現しているのです。

ここに、てんこ盛り路線の頂点の表現があります。

私が買ったのは、1979年日本版のデビューアルバム

Nina Hagen Unbehagen African Reggae

http://www.youtube.com/watch?v=cVYh6bA0b78

でしたが、当時は、理解で来ませんでした。

30年たった今は、高く評価できます。

何という遅れでありましょうか。

ニナ・ハーゲンは東ドイツに生まれ。
反戦運動の首謀者として国外追放となった養父とともに、
21歳で当時の西ベルリンに渡った人。




倉橋ヨエコ「夜な夜な夜な

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《想像界》の眼で《第41次元》だけの《真性の芸術》
《象徴界》の眼で
《3次元・コミュニケーション領域》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で
《第13次元 漫画喜劇領域》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
ただし《サントーム》はない。


気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示

《ハイアート》と《ローアート》の同時表示


シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示


理性脳と原始脳の同時表示

《原芸術》、《芸術》、《反芸術》、《非芸術》、

《無芸術》《世間体のアート》の全てがある。

倉橋ヨエコは、1976年生まれ。
2000年、ミニアルバム「礼」でデビュー。
この中に入っている「赤い靴」は、なかなか良い。

この「赤い靴」は、
《想像界》で《第6次元 自然領域》、
《象徴界》で《3次元・コミュニケーション領域》、
《現実界》で《第13次元 漫画喜劇領域》
という組み立て。
本人はずいぶん頑張るのですが、
《象徴界》が、あくまでも《第3次元》という基本と、
《現実界》が《第13次元 漫画喜劇領域》という組み合わせの
音楽的な限界を超えることが出来ない。

結局、2008年の「解体ピアノ」というアルバムで、廃業宣言をする。

格を変えるということを知っていれば、乗り越えられたはずなのだが、
残念なことです。


Phew /坂本龍一「終曲」

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》デザイン的エンターテイメント

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
ただし《サントーム》はない。


気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》と《気晴らしアート》の同時表示

《ハイアート》と《ローアート》の同時表示


シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示


理性脳と原始脳の同時表示

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》がある。

ただし《世間体のアート》がない。

Phewは、この坂本龍一と1980年に出したシングル終曲が、
唯一すばらしい。
当時私は、ずいぶんと興奮して期待したのだが、
その後の展開は、失速して行った。


この後のアルバムは、
確かドイツでの録音もあったのだが、
《象徴界》が《第8次元 信仰領域》という
ミュージッシャンの限界が露呈するだけで、
面白く無かった。

《象徴界》の格というのが、そのアーティストのクオリティであって、
Phewは、《8流》で、無理なのです。


小島麻由美『わいわいわい』

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《想像界》の眼で《第6次元 自然領域》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第41次元 戦争領域》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第6次元 自然領域》《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現

気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》

《ローアート》


シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示


原始脳の音楽

《原芸術》《芸術》《反芸術》がない。

《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》がある。

小島麻由美は、《象徴界》が《第41次元 戦争領域》である音楽性で、
その面白さは、馬鹿にできないところがある。

結局、アーティストの面白さは、
《象徴界》の格に支配される面が大きいと、私の観察と測定では言えます。

小島麻由美は、象徴界が《第41次元》で、
《想像界》《現実界》を《第6次元 自然領域》で組み合わせています。
この組み合わせは、《第6次元》の取り込みとと処理技術としては、
ユニークだと思います。
声量がないのは聞き苦しいですが、コメント欄で マサオさんが
紹介してくれている下記の曲は、良いと思いました。




【続きは下記をクリックして下さい】




戸川 純の「好き好き大好き

彦坂尚嘉責任による芸術分析

《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で
《超次元〜第41次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で
《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現

気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》の音楽

《ローアート》の音楽


シニフィアン(記号表現)とシニフィエ(記号内容)の同時表示


原始脳の音楽

《原芸術》、《芸術》、《反芸術》、《非芸術》、

《無芸術》《世間体のアート》の全てがある。

戸川純の音楽は、原始脳の音楽で、理性脳の音楽性を欠いている。

それは《気晴らしアート》であって、《シリアス・アート》性を
欠いている。

《ハイアート》性も欠いていて、その辺をどう評価するかだ。

ニナハーゲンの影響を受けているが、
やはりご本尊のニナハーゲンの凄さは凄いものなのです。
日本の戸川純では、ニナハーゲンには到達できない。

原始脳だけの表現は、結局、退屈に過ぎないということが、
戸川純の実例からは言える。


このように5人の女性歌手を見てくると、
想像以上に同時表示が多くて、
新しい時代の表現の方向性が見えて来ます。

ただ、ニナハーゲンのようなてんこ盛りだけが良いというのでは、
無いのです。
同時に、スカスカの表現は成立しなければ、面白く無いのです。
それが、あると私は考えます。

その、反対例のスカスカも、
機会を見つけてブログで書きたいと思います。

nice!(3)  コメント(7)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 7

丈

ニナ・ハーゲンすばらしいですね。歌に素直に引き込まれます。

ところでアトリエのコンピュータにアンプをつなぐ件、ちょうど良いケーブルがありました。後で持参します。
by (2010-01-09 11:49) 

ヒコ

丈様
コメントありがとうございます。
先日も来ていただいて感謝です。
ケーブルの件、ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

ニナ・ハーゲンは、強すぎますから、日本人では嫌いな人が多いかもしれませんね。
重要なのは、戸川純のように原始脳だけに還元するのでは、ダメだと言う事です。
by ヒコ (2010-01-09 13:28) 

m-syn

こんにちは。彦坂さん。
クラウス・ノミどうでしょう?
http://www.youtube.com/watch?v=yuSrsGzhD9U
http://www.youtube.com/watch?v=3hGpjsgquqw
by m-syn (2010-01-09 17:23) 

uwanosola

ニナ・ハーゲン
名も知りませんでした
すごい!
ドイツですね

いろいろ知らないフィールドに触れさせてもらっています
楽しいです
by uwanosola (2010-01-09 18:00) 

マサオ

突然のコメントながら記事にしていただき恐縮です。
興味深く拝見させていただきました。ありがとうございます。
ニナハーゲン、凄いですよね。
「月に憑かれたピエロ」を想起しました。
同時に、ポップミュージックは欠落(俗)を求めている、とも感じました。

動画の1つのphewは個人的にとても印象深い歌い手です。
ブログ内容とは関わりのないところですが、
phew関連で一番記憶に残っている曲の動画です。
ありがとうございました
http://www.youtube.com/watch?v=JfH5LtZnULo&feature=related
by マサオ (2010-01-09 21:07) 

同姓人

はじめまして。
いつも楽しく読みつつ、勉強させてもらっています。

実はアフリカンレゲエを一昨日に買いました。
そして今日、アフリカンレゲエを聴いていました。
そんな訳で、おもわず書き込んでしまいました。
たまたまの事なのですが、偶然っていうのも面白ものですね。
ちなみに自分も彦坂という姓なんです。







by 同姓人 (2010-01-09 21:50) 

大沢亮忠

彦坂尚嘉様

 小島麻由美の象徴界《41次元》のご指摘で、長年の疑問がすっきりしました。上の動画にも写っているギタリストは、実は多摩美芸術学科で同じだった塚本くんなのですが、彼のギターも《41次元》じゃないでしょうか?

 http://www.youtube.com/watch?v=MoQch7h57Y8


by 大沢亮忠 (2010-01-09 23:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。