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「深川いっぷく」の小品と気体分子ギャラリー [アート論]

規制された自動記述104.jpg

彦坂尚嘉 規制されたオートマティズム
シートサイズ:90×130
鉛筆、顔料マーカー

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《想像界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第1次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現
《非芸術》《無芸術》《芸術》《反芸術》の4つを持った重層的な芸術

《シリアス・アート》《ハイアート》
《透視画面》

「深川いっぷく」に小品を、置いて来ていた。
けっこう昔から、ここで何かを模索して来たのだが、
なかなか、焦点が合わないで来ていました。

今は閉廊してしまいましたが、ギャラリー手の杉山旭さんからは、
格を落とすから止めろと言われながら、
何かを測定しつつ、模索して来ていたのです。

美術作品には、大中小という差があって、
大きな作品だけを良しとする作家も多くいるのですが、
実はそういうものではなくて、小さい作品というものにも重要な
意味があって、大きい作品を作るのは簡単な人でも、
小さな作品を、あるクオリティで作るのは、
むずかしいのです。

小品がいつの間にか売れてしまって、
「深川いっぷく」の白濱万亀さんから催促を受けていて、
小さな額のドローイングを、
とりあえず《第1次元 社会的理性領域》で20点制作しました。

その後、昨日、《第41次元 戦争領域》と《第1次元》の二重性で、
やはり20点制作しました。

画像撮影が追いついていないので、
全部をアップするのには、もう少し時間がいります。

《非芸術》《無芸術》をきちんと押さえて、
《芸術》《反芸術》を入れて、
4つの芸術を総合的に踏まえたものを集中的に作ったせいか、
40点もの制作というのが、かなり満足のいくものになったのです。

これを年末の気体分子ギャラリーでの、彦坂尚嘉個展として
やろうと思います。

気体分子ギャラリーは、
1月の新年冒頭から、栃原比比奈さんの個展を開催し、
ギャラリー山口の地下の小部屋ですが、1週間巡回をします。

後続けて、田嶋奈保子さん、山本藍子さん、山口俊郎さん等々
を準備しています。
3月には皇居美術館の出版記念美術展。
来年の9月には彦坂尚嘉の個展も予定しています。

作家は見つかるのですが、細かいマネージメントで、
意見がぶつかって離れる人もいるし、
準備に時間がかかることもあって、
遅れていましたが、
ようやく再スタートを出来る段階になって来ています。




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コメント 3

symplexus

この作品,なかなか魅力的ですね.
 線は描かれてそこにあるだけでなく,
  描くと言う運動の痕跡,意図を反映するからでしょうか.

気体分子ギャラリーの展開を期待しています
by symplexus (2009-12-02 23:57) 

きゅうり

楽しみにしております。

自分的には、上記推奨作家には特別な興味は持てませんが、
彦坂さんの作家行為としての気体分子ギャラリーには非常に興味があります。
by きゅうり (2009-12-03 02:19) 

ヒコ

symplexus 様
コメントありがとうございます。

きゅうり様
コメントありがとうございます。
若い作家の展覧会を作る作業は、村松画廊からはじまって、企画料を画廊からもらう事無く、すべてボランティアで、しかも通信費、交通費は持ち出しの中で、延々とやって来ています。その中には京都出張もいくつもありました。彦坂敏昭君の初個展を京都に見に行った新幹線代金も、私の持ち出しであって、ギャラリー手からもタマダプロジェクトからももらっていません。

今回の気体分子ギャラリーは、そうした探究の最終段階であって、《第41次元》の作家を主に、クオリティ・コントロールを追求いたします。しかしその中には《第1次元 社会的理性領域》
も入れるのです。この辺が、彦坂尚嘉的と言うか、私の活動が、普通の意味での反体制や、アンダーグラウンド、カウンターカルチャーという枠にはまらないところです。

だから、分かりにくい、という面はあると思いますが、しかし探究している芸術という全領域を把握して行くためには、《反体制や、アンダーグラウンド、カウンターカルチャー》という視野では、狭すぎるのです。
by ヒコ (2009-12-03 13:27) 

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