彦坂尚嘉個展「HISTORY LESSONS/皇居美術館」 [告知]
暑いですね。
クラーも無いアトリエで、ここ3日間、9月3日からの、マキイマサルファインアーツという浅草橋の画廊で開催する彦坂尚嘉の個展のプレスリリースを作っていました。
プレスリリースはA4サイズの片面1面です。これを作るのにコンピューターのソフトであるイラストレーターとの悪戦苦闘でした。
この程度のものでも、デザイン作業はたいへんです。企画を立てているのが本人ということもあって、途中で展示プランが変更がありました。それで作りなおしになりました。誤植や記載漏れ、入場料はどうするとか、いろいろな事があって、その度に直しの作業で、全体がまた動くので、校了までもっていくのは、一仕事でした。
こんな情宣活動は、画廊に任せておけば良いと思われるかもしれません。が、私はいくつもの画廊と関わって来ましたが、村松画廊、田村画廊、ギャラリー手、ギャラリームカイ、東京画廊、ギャラリー上田、ギャラリーHIRAWATA、ギャラリー山口、タマダプロジェクトコーポレーション、アートフロンフロントギャラリー、ギャラリーARTE、深川ラボ、マキイマサルファインアーツ等々、みな、それぞれすぐれた画廊でしたが、しかし一人のアーティストをトータルにマネージメントすることは、彼らは考えていませんでした。
彦坂尚嘉のように、美術家としての制作活動が、小品をつくることから、芸術憲法の制定を目指す所までの全領域を踏破しようと考えるオールラウンドタイプになると、マネージメントをできる画廊は存在しなくなります。
政治評論家の西部邁氏にご出席をいただいてのシンポジウムを開催することまでの企画と交渉というのは、彦坂尚嘉がやらなければ、できるものではないのです。
つまり今回の展覧会の企画とPDFの制作まで含めて、彦坂尚嘉の作品と言えるものなのです。