私のアトリエの近くには、飯田牧場という日本一小さいと言われている牧場があります。
ここの取れ立てのミルクで作ったアイスクリームは美味しくて、
《第1次元 社会的理性領域》、つまり《1流》の味です。
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アイスクリームと言えば、ハーゲンダッツです。
ハーゲンダッツは、1920年代にポーランドからのユダヤ系移民ルーベン・マッタスとその妻が、ニューヨークで、アイスクリームの行商を荷馬車で始めたのが起源と言われています。
そのルーベン・マッタスの顔を見ると、《超1流》の人物です。
《想像界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格
《シリアス人間》
《ローアート的人間》
シニフィアン(記号表現)的人間。
『真実の人』
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日本に上陸したのは1984年。
私もこの年に食べて、感動しています。
大人のアイスクリームで、
高級アイスクリームというイメージを焼き付けられたのでした。
ハーゲンダッツのイメージ
《想像界》の眼で《超次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《超次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《超次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《想像界》だけの表現
固体美術の表現
《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィアン(記号表現)の美術
《原始画面》『ペンキ絵』
【B級美術】
《原芸術》《芸術》《反芸術》は無い。
《非芸術》《無芸術》《社会芸術》がある。
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ハーゲンダッツの高級戦略が、
《超1流》のイメージだけで、
《1流》が無いところが、面白く思いました。
もっとも、高級化したのは1961年。
創業から40年も絶ってからです。
レシピに卵黄を加え、乳脂肪分を17%まで上げたのです。
途中から高級化するというのは、戦略として、ありなのですね。
シャネルも、最初は《3次元・コミュニケーション領域》でしたが、
ブランドとして確立されると、《超次元》になっています。
マドンナの音楽も、最初は《第2次元 技術領域》ですが、
途中から《第1次元 社会的理性領域》にアップしています。
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実は、昨日はサーティワン・アイスクリームを食べたのです。
「ティラミス」というシーズンフレーバーです。
「コクのあるティラミスをアイスクリームに、
しっとりコーヒー風味のスポンジを入れ、
エスプレッソリボンで仕上げました」というしろもので、
ルックスも、味も《第41次元》だったのです。
31アイスクリーム「テラミス」のイメージと味覚
《想像界》の眼で《第41次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第41次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第41次元》だけのデザイン的エンターテイメント
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
液体=近代の表現
《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィアン(記号表現)の美術
【B級食品】
《原芸術》《芸術》《反芸術》は無い。
《非芸術》《無芸術》《社会芸術》がある。
サーティワンアイスクリームの31は、毎日違うアイスクリームを
一ヶ月食べられるという意味だそうです。
これがなかなか凄くて、《第41次元 戦争領域》、
そして《第31次元 犯罪領域》、
さらに《第21次元 愛欲領域》、《第2次元 技術領域》と、
4次元にわたるアイスクリームを揃えています。
その中の極めつけの《第41次元》だけですが、
ご紹介しておきます。
ホリデーグリーティング
Holiday Greeting
さわやかな酸味のラズベリーと上品なコクのピスタチオが絶妙な組み合わせ。マシュマロも入った、楽しくリッチなフレーバー。
キャンディマン
Candyman
チョコレートアイスクリームに、ゴロッと大粒のチョコレートとカリカリのシュガークリスプ、さらにキャラメルとオレンジの2種類のリボンまで巻きつけたら、キャンディマンのできあがり! さあ、仮装パーティーへ出かけよう!
マジカルミントナイト
Magical Mint-Night
ちょっぴりビターなチョコレートとさわやかなミントの2つのフレーバーにパチパチはじけるポップロックキャンディをちりばめました。夜空にキラめく魔法をイメージしたフレーバーです。
チョコレートミント
Chocolate Mint
チョコレートチップとミントアイスクリームの絶妙なハーモニー。
キャラメルリボン
Caramel Ribbon
バニラアイスクリームと、とろけるキャラメルリボンのスウィートなハーモニー。
ポッピングシャワー
Popping Shower
お口の中で、ポップロックキャンディが次々に弾ける楽しいフレーバー。
ロッキーロード®
Rocky Road®
チョコレートアイスクリームにアーモンドとマシュマロ。「岩だらけの道」の名もユニーク。
昔は、たくさんのアイスクリームが日本でも出店したのですが、
多くが消えて行きました。
その中で、忘れられないのがSwensen's です。
これもアメリカンアイスクリームの過剰な愚かさを、てんこもりに
した、恐るべきものでありましたが、
日本からは消えてしまったようです?
その中でサーティワンアイスクリームが健闘して来ている事に、
改めて驚きます。
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最後は、彦坂尚嘉のトマトアイスクリームです。
私は小さいときからトマトが好きで、トマトにお砂糖をたっぷりかけて食べていました。
それが高じてトマトジャムをつくったり、トマトのみそ汁も良く作って食べていました。
そうこうするうちに、新しい冷蔵庫を買ったときに、アイスクリームメーカーがついていたので、トマトアイスクリームを作ったのです。
ところが世間には、「とまと銀行」はあっても、「トマトアイスクリーム」はない。
これは面白いというので、作品にしました。
トマトアイスクリームをつくって展覧会をやった最初は、1998年、神田の文房堂ギャラリーの『トマトアイスクリーム試食会』です。
この後、銀座のギャラリー手、立川のスタジオ食堂、そして今年の越後妻有トリエンナーレと続けています。
2008年の『こんぴらアート』でもトマトアイスクリームをやっています。
この作品は、トマトアイスクリームを食べて、「おしいい、まずい」という意見を言い合うという作品なのです。
これは《超次元〜6次元》の、上品なアイスクリームでありました。
そういう意味で、私にとっての役割を終えてしまったと言えます。
つまり今日の私にとっては《超次元》から《第41次元》までの、
全領域が問題だからです。
情報化社会の芸術は、《第7次元》〜《第41次元》という倒錯領域を、
含んだ総合性で、作品形成をしないとダメであるという、
結論に至っているからです。
そういう意味で、トマトアイスクリームの第2弾のレシピを
考えなければいけませんね。