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大森南朋の顔/麿赤兒/土方巽(校正加筆1) [美人論]

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こんにちは。彦坂様
 毎日楽しくブログを拝読させていただいています。「集団から離れる」「忍者」というキーワードにある人物を関連づけてイメージしてしまったので反応して、書き込みさせていただきました。大森南朋という俳優さんですが、この方が 大きな流れからは外れる位置で活動を続けてきて、いままさに大ブレイクしているのです。この方も忍者のように、見事に自分を透明にした演技をされていて、不思議な存在感のある演技者だと思います。この方を判定していただけないでしょうか?
          
                        by アルテ梅谷 (2010-02-11 15:22)

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大森 南朋(おおもり なお )は、1972年生まれ、現在38歳。俳優。
父親は、舞踏家の麿赤兒です。

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麿 赤兒(まろ あかじ )は1943年生まれ。舞踏家の土方巽に師事。
唐十郎とともに劇団状況劇場を立ち上げたというのだが、
状況劇場は、前身が劇団「シテュエーションの会」で1963年設立、
翌1964年に状況劇場に改名している。

唐十郎は、この時期、金粉ショーをやって資金調達をしているのだが、
麿赤兒は、今も金粉ショーをやっていて、それはこのブログでもとりあげ
ている。だからたぶん、麿赤兒が、状況劇場の創立に参加しているのは、
ほぼ間違いないだろう。

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私は、1967年の『ジョン・シルバー』を見ている。
したがって,
この芝居の中での麿赤兒も見ている。

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以上3点は、横尾忠則の1967年のデザイン

横尾忠則デザインに対する彦坂尚嘉責任の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で
《第8次元 信仰領域》のデザイン的エンターテイメント

《想像界》だけの表現
固体だけの表現

《気晴らしアート》
《ローアート》

シニフィエ(記号内容)の表現
原始脳の表現
《原始平面》『ペンキ絵』【B級美術】

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


《原芸術》、《芸術》、《反芸術》、《非芸術》、《無芸術》は無い。

《世間体のアート》だけがある。


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上のイラストは、私の学生時代に登場したもので、

女優は浅丘ルリ子で、女優として旬でありました。

こうしたイラストで横尾忠則が成功したのは確かですが、

芸術分析的には、すぐれたものではないのです。

むしろすぐれていなかったから、大成功をしたのです。

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横尾忠則の顔に対する彦坂尚嘉責任の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》のデザイン顔
《象徴界》の眼で
《第8次元 信仰領域》のデザイン
《現実界》の眼で
《第8次元 信仰領域》のデザイン顔

《想像界》だけの人格
固体だけの人格

《気晴らしアート的人物》
《ローアート的人物》

シニフィエ(記号内容)の人格
原始脳の人物

《原人格》、《人格》、《反人格》は無い。

《非人格》《無人格》《世間体人格》は有る。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

大阪万国博に向けて、日本中が未来主義になって舞い上がったいる時に、

横尾忠則は、反《近代》の固体美術=前近代美術と言う、

古いものを作ったのです。この後ろ向きさが受けたのです。

実はこういう成功のパターンは日本にはいくつもあって、

この時代に出てくる山田洋次の『男はつらいよ』(1969年)も

同様に後ろを向いた追憶の映画でありました。

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『男はつらいよ』第一作のポスターに対する彦坂尚嘉責任の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》のデザイン
《象徴界》の眼で
《第8次元 信仰領域》のデザイン
《現実界》の眼で
《第8次元 信仰領域》のデザイン

《想像界》だけの表現
固体だけの表現

《気晴らしアート》
《ローアート》

シニフィエ(記号内容)の表現
原始脳の表現
《原始平面》『ペンキ絵』【B級美術】

《原芸術》、《芸術》、《反芸術》は無い。

《非芸術》《無芸術》《世間体アート》は有る。


 

杉本博司、石内都、やなぎみわ、遠藤利克という現代美術の

作家たちも、共通して固体美術であって、それ故にこそ、

受けるのです。

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杉本博司
《第6次元 自然領域》 固体写真

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石内都
《第6次元 自然領域》 固体写真

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やなぎみわ
《第8次元 信仰領域》 固体写真

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遠藤利克
《第6次元 自然領域》 固体美術

 


それは明治期の日本美術院の中で、唯一固体美術を展開した

下村観山が、良く売れたという事にまでさかのぼるものです。

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下村観山 
《第6次元 自然領域》 固体絵画

 


現在もそうですが、多くの人は、芸術と骨董の区別がつかなくて、

鑑賞芸術というものは、固体美術という前近代の骨董性を持つもの

に、深い意味を見るのです。

ちなみに、芸術に歴史があるのではなくて、歴史が芸術であるとして、

骨董化こそが、芸術であると論じたのは中原佑介で、

これは1965年頃の荻窪画廊の『眼』という機関誌に書かれた

文章です。

じかし事実は、骨董は芸術ではないのです。

蒸気機関車が骨董になっても、蒸気機関車は芸術にはなりませんでした。



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大森南朋のお父さんの麿赤兒というのは、

何であったのか?


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麿赤兒

 

そのことを考える時に、ひとつは、土方巽というのは、

何であったのか?

という問いにぶつかります。

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時間が無いのではしょりますが、

土方巽には、1971年に世田谷の等々力の暗黒舞踏派の道場に

私は訪ねて行って、話したことがあります。

さて、結論だけを言えば、少なくともデビューしたての土方巽の

舞踏は、気体化した舞踏で、圧倒的に、この時代としては

新しかったのです。


土方巽の気体化それに対して、麿赤兒は、冷たくて氷状態です。

それは絶対零度で、凍てついているのです。

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麿赤兒の顔に対する彦坂尚嘉責任の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《真性の人格》
《現実界》の眼で
《第8次元 信仰領域》の《真性の人格》

《現実界》だけの人格
絶対零度だけの人格

《シリアスアート的人物》
《ハイアート的人物》

シニフィアン(記号表現)の人格
原始脳の人物

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《原人格》《人格》《反人格》《非人格》《無人格》は有る。

《世間体人格》は無い。

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 麿赤兒は、つまり文明の中の野蛮であって、

横尾忠則以上に、古く原始的なのです。

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麿赤兒には、大森南朋の他に、もう一人息子がいます。

映画監督の大森 立嗣(おおもり たつし)です。


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大森 立嗣

さて、麿赤兒と2人の息子の顔を比較してみます。

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?         絶対零度          ?

 


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大森南朋の顔に対する彦坂尚嘉責任の芸術分析

《想像界》の眼で《第1次元〜第31次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第1次元〜第31次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で
《第1次元〜第31次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な人格
プラスマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な人格

《シリアスアート的人物》
《ハイアート的人物》

シニフィアン(記号表現)シニフィエ(記号内容)の同時人格
原始脳/理性脳の同時人格

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《原人格》《人格》《反人格》

《非人格》《無人格》《世間体人格》の全てが有る。

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大森南朋の顔は、彦坂尚嘉の《言語判定法》で見る限り、

素晴らしい理想的な現代の人格構造を示しています。

新しい人類の誕生と言って良い総合性を持っているのです。


こういう新しい日本人の誕生は、日本の新しい未来を切り開く

原動力になって行くでしょう。

日本の未来は、決して暗いだけのものでは無いのです。

若い人びとと一緒に、未来を切り開く必要があるのです。





タグ:大森南朋
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