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あらためて「装飾」展 [建築系美術ラジオ]

建築系美術ラジオ

あらためて「装飾」展

収録日時:2010年02月21日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:17分40秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.1MB
PLAY出演者:松下和歌子+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京都現代美術館で開かれた「MOTアニュアル2010:装飾」展(2010.02.06-2010.04.11)についての批評です。都現美の巨大な空間との戦いとして「若手作家の登竜門」と本展を位置づける田嶋さん。しかし彦坂さんがおっしゃるように、造形的には80年代のパターン・ペインティングの再来であるとすれば、今アーティストたちは何を見せているのか? 「装飾」という言葉の使い方にも注目です。工芸のように技をつくして作品を構成する方法として、ご自身の点描についても小谷元彦さんと同じように「装飾」といわれがちだという栃原さん。一般的に多くの人々が「装飾」をしているので、そうした人々を展示に呼び込むための言葉だとする松下さん。建築における「装飾」という語法とは異なっています。装飾という言葉が、どういう対立語との関係で使われているのかがポイントでしょう。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。

*赤坂見附にあるストライプの建築は「赤坂エクセルホテル東急」です。

・出演者プロフィール
田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年生まれ。05年武蔵野美術大学/工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。03年「メランコリア」展パフォーマンス、04年This Gray(AURORAパフォーマンスユニット)出演。同年個展「Float Dream」(Pepper's Loft Gallery)、05年「あんにゅいか」展(喫茶シントン)、08年「燃えゆる家」展(深川ラボ、個展とロングヘアーパフォーマンス)。「燃えゆる家」を主題に絵画、パフォーマンス、ガラス作品を展開。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

松下和歌子(まつした・わかこ) 
1978年生まれ。2004年多摩美術大学大学院卒業。2002年Pepper's Gallery「ASIAN STYLE III」展以降、2004年「ASIAN STYLE IV」、2008年「ASIAN STYLE IX」出展。2010年深川ラボ「春分点・ヒルコ」個展開催。

・関連項目
東京都現代美術館MOTアニュアル展を開催)
深川いっぷく


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