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国宝土偶展 [建築系美術ラジオ]

建築系美術ラジオ

国宝土偶展

収録日時:2010年02月21日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:22分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY出演者:白濱雅也+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京国立博物館での「国宝土偶展」(09.12.15-10.02.21)の批評です。岡本太郎が激賞した縄文中期の火焔土器よりも、後期の方が一流だという彦坂さん。ハーバート・リードを引きながらアフリカ芸術との比較を行い、白濱さんのいう〈上位土偶/下位土偶〉とともに、その"作品"の大きさ、縮尺の問題に踏み込みます。ミニアチュールのように小さくなると「かわいい」という言葉が出現。栃原さんのキャラクター会社勤務時代のエピソードとともに、スペクタクルと(正統な美術の)鑑賞と愛玩の対象とで、それぞれ大きさが異なる点に注目。まだ学問としての美学は「かわいい」を持て余している状況ですが、〈美/崇高〉を対立させたバークにとっての「美」は示唆的でしょう。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。(D. Amanai)

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。


栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京国立博物館
大英博物館(日本語可 "The Power of Dogu"を開催)
深川ラボ


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