故・山田幸司氏の遺作 [建築]
41歳で亡くなられた山田幸司さんの遺作は、
段ボールで作った茶室です。
この画像を手に入れたので掲載します。
この段ボール茶室は、国宝の如庵という茶室の写しです。
茶室というと、千利休の草庵茶室を思い浮かべますが、
この如庵は、利休とは一線を画していて、
端正で、「武家の節度」を感じさせるもので、
各地に写しの茶席が残っているそうです。
如庵(じょあん)は1618年に、
織田信長の実弟織田有楽斎によっ、京都に建造されました。
如庵は、現在は移築されて、愛知県犬山市の有楽苑にあるそうです。
現在、この段ボール茶室を含めて、
山田幸司遺作展と、遺作集の準備が有志によって進められています。
タグ:山田幸司
山田幸司さんとは一回だけ出られた「アートスタディーズ」で、その語り口のうまさに接したことがあるきりでした。
「ダンボール如庵」は、10月中旬の「ナゴヤデザインウィーク」関連の企画で、わたしの住居のある場所の直ぐ近くの倉庫街の一画で展示されるはずだったものだと思います。
企画のガイドブックの最終段階では、村上心教授の「ダンボール待庵」だけになっていました。途中では「如庵」「待庵」ふたつを展示する企画だったと思います。会期後に気がついてので、見ておりません。実際はどうだったか不明です。
尚、愛知県犬山市のホテルに接した庭に移築された「如庵」は定期的に公開されています。近くまで行くと、縁の下からトカゲが何匹もチョロチョロ出てきますよ。
by tsuno (2009-11-27 12:43)
tsuno様
コメントありがとうございます。
この山田さんの段ボールハウスは、関東での展示の可能性が、いま、模索されている所です。
by ヒコ (2009-11-27 13:29)
Yahoo! ニュースに掲載されているところを拝見いたしました。
ぜひ、見学に行きたいです。
by DIT (2010-12-10 20:11)
これは何次元アートなんでしょうか?
by ぽん (2011-08-20 00:39)