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《マイノリティの結合》が社会を変える/情報縁による71,314の《島》を創出せよ! [生きる方法]

アメリカという社会は、
ヨーロッパでいじめられた人々が、
逃げて作った社会です。

ですので、国家をつくる最初の段階で、
マイノリティがいじめられない社会を、どのようにしたら
つくりえるのか?

という議論をしています。

その時に、大きな社会を作った方が、
多様な人々が、共存できるのだという、
結論が出ます。

「アメリカ」という名称の中には、
こうした自由を基盤にした社会と言う、
そういう共同幻想があります。

ロック/ファンクの歌のなかで、
たとえば、プリンスやジェームス・ブラウンが、
「アメリカ」と歌うときの意味は、
こうしたマイノリティがいじめられない、自由の世界への希求と
しての「アメリカ」があります。

同時に1975年にアメリカがベトナムに敗戦した以降、
「リエンジニアリング」という社会再編が吹き荒れますが、
その時に、ブルーススプリングスティーンが歌った、
「アメリカに生まれて」という歌は、
ベトナム戦争で戦った兵士たちが、帰還後、
アメリカでいじめられて行く失望が、歌われます。

同じテーマは、
『ランボー』シリーズの1で描かれた帰還兵にも言えます。

アメリカにおいても、弱者やマイノリティは、いじめられるのです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

マイノリティの中でも、ホモの人々に対する社会的ないじめは、
過酷を極めます。

ホモの、社会への抵抗と、表現の自由への希求は、
過激なものとなって、
社会を変革して行くのです。

その頂点のひとつが「ピンクフラミンゴ」です。
それともうひとつがパゾリーニの「ソドムの市」です。

こうしたスカトロジーの出現は、
実は1975年というアメリカの敗戦によって、
《近代》という《象徴界》の強い抑圧の時代が終焉して、
価値再編の時代になったことを象徴する、
重要な結節点であり、
表現の自由の、ある臨界点であったのです。

ホモの人々は、
何よりも少数者であるために、
ナイフを使った傷害事件を起こすのを、
私は学生時代に、間接的ですが、知っています。

つまり恋人を見つける事が困難なので、
別れ話になると、ナイフを使って刺すということになるのです。

インターネットの出現は、こうしたマイノリティが結びつく事を、
可能にする、有効な方法になります。
性的趣味の多様性の中での結合だけでなくて、
障害児を持つ親たちが結びつくとか、
学術的な結びつきとか、
高度な芸術的な趣味判断の結合、
たとえば現代音楽のCDやDVDの購入のためのネットの形成など。

さらには老人たちの結合、
さらには疲弊した地方どおしの結合など、
マイノリティが結びつく事で、お互いの苦痛の軽減をはかり、
助け合うことが、可能になったのです。

そういう意味で、インターネットの出現は、
孤立したマイノリティを結合させ、
新たな社会勢力と、市場形成を可能にして、
未来の社会の再編を形成する重要な新しい環境なのです。

こうしたインタネットの使用法の先陣を切ったのが、
先ほども述べたホモの人々の玉砕的なまでの果敢な闘いであった
のです。
ホモに続いて、様々な性的趣味の結合が、
小さな《島》と,市場を形成して行ったのです。

それはしかし性的な問題だけではなくて、
障害児を持つ親たちの結合など、福祉関係の果敢な闘いへと、
拡大しました。

つまり性障害から、拡大して身体障害へ、
そしてさらに、学問や芸術の領域の再編が、
このインターネットによって、形成されて行っているのです。

木村静さんの地域起こしのテレビ活動も、
地域の中での関係の再編を、インタネットで、
進めようというものです。



山本育夫氏の、AWや、
富井玲子氏の、ポンジャなどは、
そのメーリングリストでの代表です。

平井玄氏らの地下大学の運動や、
上岡誠二氏らの東京 F.A.T.も、そうした文化再編の運動です。

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