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アニリール・セルカン疑惑/《象徴界》の追跡 [状況と歴史]

anilir1.jpg

宇宙エレベーターで知られるアニリール・セルカンSerkan Anilir、1973年~)に対する疑惑が浮上しています。

アニリール・セルカンは、東京大学工学系研究科建築学専攻教員です。
(上岡誠二さんにいただいた情報です。)

1026a.jpg

この写真も偽造の疑いが指摘されていますが、
確かに、首と体の関係が不自然です。

セルカン氏の著書や氏に関する雑誌記事にある「セルカン氏が2004年に宇宙飛行士候補に選ばれた際の宇宙服写真」は、NASAロゴが1992年以前のものであるなど、捏造の疑いがあります。(出典;http://www29.atwiki.jp/serkan_anilir/

アニリール・セルカンについては、宇宙エレベーターの件で、
五十嵐太郎さんより教えていただいていて、
その特異な経歴で、印象深かった人です。

Review03-Foreseen by Scientists-01.png


アニリール・セルカンは、トルコの宇宙物理学者で、工学博士。
トルコ人としては初のNASA宇宙飛行士候補生(フライトエンジニア)であるとされていました。
しかし、この経歴も、嘘の可能性があります。


元アルペンスキー選手。
トルコ人としては初の金メダリストでもある、というのですが、

この経歴も偽造の可能性があると言うのです。


東大工学系研究科建築学専攻教員 

アニリール・セルカン博士の

経歴・業績に関わる疑惑の検証


(出典;http://www29.atwiki.jp/serkan_anilir/
 


  • アニリール・セルカン氏は「宇宙物理学者」であり11次元宇宙の研究で受賞したことになっていますが、物理学分野での論文をほぼ網羅するデータベースにも氏を著者とする物理学の論文は一編も確認できません。
  • 東京大学、およびJAXAのホームページ等で公表されていたセルカン氏の業績リストに掲載されていた物理学の論文も、掲載されていたとされる論文誌に掲載されていません。
  • 東京大学で公表されていたセルカン氏の業績リストに掲載されていた知的財産権2件については、一件は同じ番号で他人の特許が確認でき、もう一件はデータベースでも確認できません。
  • 「ケンブリッジ大学物理学部 特別科学賞 受賞」については記録が確認できません。また、セルカン氏は、上記のように一般の物理学者に認識される形での論文の発表がありませんので、物理学の研究によって(まともな)賞を受賞することは極めて考え難いです。
  • 同様に、U.S.Technology Award受賞の記録も確認できません。
  • 「American Medal of Honor」は、American Biographical Instituteが紳士録商法の一環として「発行」「販売」している賞であった可能性があります。
  • 「プリンストン大学数学部講師」に就任したという記録もありません。またセルカン氏の数学分野の研究業績は全く確認できませんので、数学部講師に就任するということは非常に考え難いです。
  • セルカン氏は「宇宙飛行士候補」と言うことになっていますが、NASAの宇宙飛行士候補のリストにも、宇宙飛行士のリストにも掲載されていません。
  • セルカン氏の著書や氏に関する雑誌記事にある「セルカン氏が2004年に宇宙飛行士候補に選ばれた際の宇宙服写真」は、NASAロゴが1992年以前のものであるなど、捏造の疑いがあります。
  • セルカン氏は、スキーの選手で1988年のカルガリー冬季オリンピックに出場したことになっていますが、同オリンピックの公式レポートの選手団および競技結果にセルカン氏の名前は見当たりません。
  • セルカン氏の著書等でセルカン氏の研究の説明資料として掲載された図画に、別人によって先に発表された論文や記事にある図画に酷似したものが何点もあり、剽窃(他人の業績の盗用)の疑いがあります。
  • 物理学の論文が存在しないだけでなく、その後の宇宙エレベーターやインフラフリーの研究についても図画等の剽窃が疑われるケースがあります。


すでに指摘されて、ある意味で答えの出ている人の顔を分析しても、
信頼性が無いし、リスクもないので無意味とは思いますが、

私自身の興味もあって、分析をしてみました。

070713_05.jpg

アニリール・セルカンの顔に対する《言語判定法》による分析
《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》《真性の人格》
《現実界》の眼で第8次元 宗教領域》《真性の人格》

《想像界》の人格
気体人間
《気晴らし人間》《ローアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間。
『平気でうそをつく人たち』

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
金メダリストで、宇宙物理学者という顔ではありません。

すくなくとも物理学者などの科学者であれば、《現実界》の顔を
しています。それが《想像界》の顔なのです。

ひとつの例として、2004年にノーベル物理学賞を受賞したフランク・ウィルチェック
の顔を見てみましょう。

wilczek.jpg

ランク・ウィルチェックの顔に対する《言語判定法》による分析
《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《現実界》の人格
気体人間
《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィエとシニフィアンの同時表示人間。
『真実の人』

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

二人の顔を比較してみます。

wilczek.jpg

アニリール・セルカン                ランク・ウィルチェック
《想像界》で《第8次元 信仰領域》《真性の人格》《想像界》で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》で《第8次元 信仰領域》《真性の人格》《象徴界》で《第41次元〜超次元》の《真性の人格》
《現実界》で《第8次元 信仰領域》《真性の人格》《現実界》で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》の人格                 《現実界》の人格
気体人間                      気体人間
《気晴らし人間》《ローアート的人間》       《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間。           シニフィエとシニフィアンの同時表示人間。
『平気でうそをつく人たち』            『真実の人』




タイムマシン.jpg

アニリール・セルカンの本には『タイムマシン』というのもある
のですが、基本として《想像界》の人で,ファンタジーの
中を生きているのでしょう。
その《想像界》の中では、彼は《真性の人格》なのです。

しかし《想像界》だけの人は、
実はモラルという《象徴界》のことを理解できないのです。
さらには事実と言う《現実界》のことも理解できないのです。

《想像界》だけの人格の人が、
それほどの数いるのか?
20%80%の法則で推定すれば、80%の人々が、
《想像界》だけの人ということになります。

80%を2乗すれば、64%の人が《想像界》だけの人々で、
彼らが『平気で嘘をつく人びと』だと推定できます。

電車などで、私が観測測定していても、
だいたい、そんな感じであると言えます。

『平気で嘘をつく人びと』に対する危惧は、
香山リカ氏が『「 平気でうそをつく人たち」の危ない読まれ方』
という文章を雑誌『諸君』(文藝春秋 1997年8月号)に
書いておられるそうですが、私は未読です。

SPBD0510110105.jpg

香山リカの顔に対する《言語判定法》による分析
《想像界》の眼で《第1次元〜第6次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第6次元 自然領域》のデザイン的人格
《現実界》の眼で《第1次元〜第6次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス人間》
《ローアート的人間》

シニフィエとシニフィアンの同時表示人間。
『真実の人』

香山リカ氏は、彦坂尚嘉責任の顔の芸術分析では、
《第1次元 社会的理性領域》の方と言えます。
聡明な、重層性のある人格をなさっています。

香山氏の危惧は理解できますし、
私も、その危ない人の一人であると思います。

しかし私の個人的な経験からも、
《想像界》しか無い人々は実に多く存在し、
そしてまたそれらの人々は《平気で嘘をつく》のです。

それは人格障害とか、ダメな人という範囲ではなくて、
人間存在の基底的な存在と思います。

人間の多くは、実は《想像界》しかなくて、
平気で嘘をつく者なのではないでしょうか。

いかにして《想像界》だけというシンプルな状態から脱して
人格を成長させうるのか。

《象徴界》を成立させるためには、
ひとつは初期の仏典とか、聖書とか、諸子百家などの古典を
学ぶ事です。

個体発生は系統発生を繰り返すのであって、
人類の文明の歴史を、個人もまた学んで行かないと、
《象徴界》を持った人格にはなり得ません。

そしてまた、科学を学ぶ事で、
《現実界》の精神をもった人格になる必要があるのです。

さらに、今日の情報化社会では、
《サントーム》の精神を持つ事が必要なのです。
これはどのようにして獲得できるのかが、
私には、まだ分かりません。

とにかく、人格は、成長して行かないと、
低いレベルで低迷して、
多くの文明的な事象を理解できない事になります。











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バンドウ

M・スコット・ペックの『平気で嘘をつく人びと』はちょうどほぼ読了したところです。高校ぐらいまで、ここに紹介されている事例と近い状況を家庭において経験していたため、途中気分が悪くなりましたが、無理してでも読んで良かったと思います。自分にとっては、今までどうしても理解できなかった人々の精神構造がかなり理解できた、という意味で重要な本です。著者の勇気と知性には感動すら覚えました。
by バンドウ (2009-10-16 00:14) 

バンドウ

上記投稿の書籍タイトルを訂正いたします。
M・スコット・ペックの著作名は「 平気でうそをつく人たち」でした。
by バンドウ (2009-10-16 00:24) 

ヒコ

バンドウ様
スコットベックは、『愛と心理療法』も良いです。
by ヒコ (2009-10-18 19:18) 

バンドウ

彦坂様
ありがとうございます。さっそく読んでみます。
by バンドウ (2009-10-19 10:04) 

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