建築家・松田達氏設計による皇居美術館(改題) [制作]
遅れながらも進んでいて、本年の11月20日が出版予定日になっています。
それも絡んで、彦坂尚嘉の皇居美術館建築模型彫刻を、
実際に建てる事は可能かどうか?
皇居美術館空想という、空想作品なので、
この建築は1000メートルなのですが、
それを実現可能性のある100メートル程度の高さで設計してみようという
作業が、若手建築家の松田達さんにお願いして進んでします。
具体的に立てる場所も下田ということを考えるということで、
空想でありながらも、現実実現性が追求されているのです。
円を作り出す構造を組み合わせて行くというプランを、
松田達氏がつくってくださって、
私には考えつかないことで、感激しているところです。
このデモーニッシュとも形容したくなる建築構想が
いよいよ身体を持ち始めているという!
具体化された今回の案,衝撃でした.
ユニット構造は想像もしていなかったからです.
高層建築の常道から言えばコアとかチューブ構造,
それとも都庁本庁舎のメガストラクチャーの
変形かと思っているところでこのイメージにやられました.
多角形ユニットのフラードームでは天空に屹立するのではなく
巨大平面の上に広がる空間を有機的に占有する感じで,
これはこれで大好きなスタイルですが,
高層化にはなじみません.
(例えば以下の建築がその例です
http://www.jimthompsonhouse.com/events/index.asp)
今回のユニットは一種のトラス構造ですから
強度的にも最強でしょう.
ユニットのスケールを変えるとゴシック大聖堂のような・・
という可能性をつい妄想してしまいます.
by symplexus (2009-07-27 22:14)
symplexus様
ご指摘のようにゴシック的な空間のようですね。松田達さんらしい取り組みで、私も驚かされました。
by ヒコ (2009-07-28 01:04)